2005年07月25日

重機動メカとスペースシャトルの時代

(栄輝)>毎年「そろそろ重機動メカの時代がくる」と思うんだが、やってくるのはATとかオーラバトラーばかりなんだよな。それはそれで好きなんだけど。
(A機)>バッフ・クランの科学的センスは、一般人にはわからんのですよ。
(栄輝)>俺もあんまりわかりませんよ?(笑) わからないなりに、ティーンエイジャーの俺は一生懸命考えていた。どうすれば、モビルスーツとは違う「リアル」を獲得できるか。
(A機)>ハゲチョロ塗装ではザクとたいして変わらないと。
(栄輝)>そこで俺は思い付いた。そうだ、重機動メカの表面は、特殊なセラミック製のタイルが貼り込まれていて、衝撃でそれが剥がれたりするってことにしたらどうだろう?と。
(A機)>ああ、それで表題のスペースシャトルが絡んでくるわけですか。ってゆーか表面装甲が全部耐熱タイルですか! 大気圏突入で剥がれたりするんですか!
(栄輝)>いや、耐亞空間タイル。デス・ファイト(亞空間戦闘)のときに剥がれたりするわけ。1/600のキットだと、スジボリとか入れても嘘くさくなるし、スターウォーズ的ゴチャディテールもやりたくなくて、考えたのがこれだったってわけ。最初に銀色に塗装して、その上に2ミリ角にカットしたマスキングフィルムを適当に貼り込む。それから機体色に塗装。乾燥後に、マスキングフィルムをはがすと、そこだけタイルが剥がれたように銀色が露出する、という仕掛け。
(A機)>なるほど、タイルのサイズを同じにすることで、比較的小さいアディゴと100メートル以上あるガンガ・ルブやザンザ・ルブに統一感を持たせたと。それにしてもずいぶんと手間かけたもんですね。
(栄輝)>ザンザ・ルブは懇意にしていた模型屋さんに展示してもらってたんだけど、お店がなくなってしまってそのまま戻らず。アディゴは探せば出てくるんじゃないかな。
(A機)>地元の模型屋さんがコミュニケーションの場として成立していた時代だったんですね。
(栄輝)>そうだな。「かどや」については、いつかテキストをまとめておきたいな。それはともかく、スペースシャトルって、アポロの頃には小さすぎた自分にとって、ようやく宇宙と自分との接点ができたというか、これが現代の宇宙技術なんだ、という実感があったんだな。最初の大気圏突入のあと、耐熱タイルが何枚かはがれていた、というニュースに、ものすごい「リアル」を感じたんだよ。
(A機)>そういう衝撃を受けた人たちって、きっとたくさんいたんでしょうね。
(栄輝)>Ζガンダムだってウェイブライダーなんてかっこよくまとまってるけど、元をただせば「スペースシャトルに変形するガンダム」っていうコンセプトだもんなぁ。俺はゼータを初めてみたときは、変形というコンセプトも「なんで?」だったし、よりによって大気圏突入のための変形ということにも「なんで?」だったんだけど、言われてみればそういうことなのかもしれない。スペースコロニーが浮かぶガンダム世界の中で「リアル」のベクトルを求めていくと、スペースシャトルあたりに現実世界とアニメ的なリアルの接点があった…といったところか。
(A機)>本編ではバリュート・システムなんてもっとリアリズムの極地のような描写をしてたりするから、見えづらくなってますけど、きっとそうなんでしょうね。
posted by 多村えーてる at 21:36| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする