2005年11月30日

篠原リサイクルテキスト研究所メルマブログ終了、移転先はSeesaa分室

なにやらメルマブログが終了だとかで、急きょ移転だそうな。

篠原リサイクルテキスト研究所 Seesaa分室

現在、仮のログが登録されたりしているみたいなんだけど、さっそくドトウのトラバスパムに犯されていて、おいたわしや。

うちも毎晩あきれるくらいにスパムくるよ。禁止IPに登録して、削除して再構築して、禁止IPに登録して、削除して再構築して。禁止IPに登録して…。

ヽ(`Д´)ノ
posted by 多村えーてる at 20:20| 奈良 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月28日

HGUCアドバンスドヘイズル

(栄輝)>ヘイズルってグリプス戦役当時のミッシングリングをすべて背負って立つ覚悟が潔いと思うのよね。
(A機)>連載スタート当時は、正直「こんなこじつけガンダム」って思ってた人も多かったでしょうけど。ってゆーか継続は力ナリ? 来月の電ホ付録の「フルドド」も楽しみですよね。
(栄輝)>あれ、試作ハンブラビって位置づけらしいな。機体が変形して大型のクローになるっていう仕掛けは、ハンブラビじゃなくてガブスレイで実現しているわけだけど、TRシリーズって「非シロッコ」だと思っていたから、ちょっと意外だったな。
(A機)>シルエットは近くても、機体特性なんかはまったく違うということは、ハンブラビという開発名だけかっさらったのかも。
(栄輝)>ああ、Apple の Macintosh みたいな感じか。にしても、そのうちTRパラス・アテネとかTRボリノーク・サマーンなんてのも出てきそうだな。つーかよく考えたら、アドバンスドヘイズルのサブアームは、モロにジ・オにつながる部分なわけで、「シロッコも参考にしたヘイズル」って感じなんだろうか。
(A機)>それはそれでイヤーンですね。

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(栄輝)>ともかく、これだけアレコレ装備したりはずしたり色替えしたりして遊んでもレギュレーション違反とはあまり感じられないガンダムを考えたのは、それはそれで発明だったと思う。
(A機)>どうなんでしょうね。それでもやっぱりやりすぎだと思っている人も多いんじゃないでしょうか。
(栄輝)>俺も手放しで歓迎はしてないけど、それなりに楽しんでるし。グリプス戦役当時のMSがすべてワンオフだっったと考えるのもヘンな話だから、こういう着地点は分かりやすくてよかったんジャネーノ? とはいえ、なんでもかんでもT3に持ち込んでテストさせるティターンズの発想は、ちょっとブッとびすぎかなぁ。
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2005年11月25日

野村弘明『それでも私はpalmを使う―英語版palmを使い倒す方法の全て!』

なんと心意気あふれるタイトルでしょう。不退転、そんな言葉が脳裏に浮かびます。ソニーが焼け野原にしてしまった日本のPalm市場だけど(言い過ぎ?)、元々パームの世界は英語版を日本語化して使ってきたわけで、「ソニー以前」の状況に回復したのだと考える人だっているかもしれない。

かく言うボクは、TH-55 をいまも快適に使っている。マンダラートが使えること、T-Time 互換の読書環境(Pook)があること、この二つがあるかぎり Palm は伴侶であり続けるだろう。

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2005年11月22日

HGUCガブスレイ

(A機)>テストショットが出回ってますね。MIAとはまた違ったプロポーションで。
(栄輝)>ううむ、ちょおっとばかしボリューム不足な感じがするな。でも変形をこなしているところは及第点。あと二の腕にビームサーベル収納できるのも高得点。
(A機)>これでスカートの「●」がジュエルシールだったら完璧?
(栄輝)>そこは普通に色分けされていればいいです。

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2005年11月16日

西島大介『土曜日の実験室―詩と批評とあと何か』

西島大介のトンガリ具合は、まったく今が旬なんだと思う。ユリイカの黒田硫黄特集で発表した短編で、ヒロインが「私の名前は黒田硫黄。漫画家でテロリスト」と名乗るところなどは、当時びりびりとしびれたものだが、気が付くと当の黒田はすっかりナリを潜めていて、地獄の潜水生活を謳歌しているわけで。

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2005年11月15日

俺流ポケットアイデアマラソン一カ月目

前に、「ほぼ日手帳には毎日4件書き込めるから1年で1000件書き込める」と書いたものの、書くスペースがあるのと実際に書き込むのとは大違い。単純計算で一カ月で84件が最低ラインに。最初は調子にのって5つ6つ書いていたものの、一週間ぐらいで息切れして一日一件の日が続いたり…。あれからちょうど一カ月。

頭数揃えりゃいいというものではないけれど、とにかくひたすらいろんなアイデアをひねりだして、なんとか1000件ベースに乗っている状態です。

で、パラパラと見返してみると、「2005年のうちに300件のアイデアを出す!」って書いてあったのを発見……。いくらなんでもそこまで聡明にはなってないよ(苦笑)
posted by 多村えーてる at 20:19| 奈良 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

HCM-Pro ガンダムMlk-IIコンプリートセット

(A機)>アッシマーのこと紹介しないで来月のアイテムをあえて取り上げることに意味はないですが…。
(栄輝)>じつは、単品でガンダムMk-IIが出たときに、ちょうど「そろそろHCM-Proは見限ろうか」なんて思っていた時期で、ずいぶん評判がよかったにもかかわらず買ってなかったのな。
(A機)>そういえば見当たりませんね。わが家ではΖ編はリックディアスからでしたっけ。
(栄輝)>単にフライングアーマーとGディフェンサーを付けただけのセットだったら、それでもスルーしてたと思うんだけど、この台座はずるいと思うんだ。
(A機)>フライングアーマーの角度がなんともステキですよね。でも反対側からはパッとしないかも。
(栄輝)>しーっ。

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posted by 多村えーてる at 20:09| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミクロシスター

ともかく、どこをどうとらえてもミクロレディ素体はダメだと感じる今日この頃、新素体が少しはマシに思えるだけでも期待してますよ、ええ。

ミクロシスター エル MS01
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ミクロシスター シオン MS02
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ミクロシスター ラン MS03
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ミクロシスター オルガ MS04
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とはいえ、個人的にはミクロマンっていうのはやっぱり1体ごとのキャラクターが大きなファクター性だと思う。ヘッドパーツだったり、カラーリングだったり。この4体はそのへんも許容範囲かと。
posted by 多村えーてる at 20:00| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウェーブ1/24タチコマ

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最近、ほとんどまったく手を動かしてないのでどうしたものかと思っているけど、やっぱりほどほどのサイズでよく動くタチコマって、ほしいと思ってしまうのよね。25日発売かぁ。
posted by 多村えーてる at 20:00| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

W-ZERO3のペーパークラフトを持ち歩こう

日々ドタバタであんまり情報集めてないんですが、友人から「W-ZERO3のペーパークラフトを持ち歩いてイメージトレーニングしている」との連絡があり、W-ZERO3にハァハァしている人たちの期待の程を垣間みたのでございますです。

修正版W-ZERO3ペーパークラフトとW-ZERO3にこめられたWillcomの密やかな目論見

キータッチはリナザウ同等だろうからわるくないでしょう。重さもサイズも許容範囲。かな変換がかしこかったらいいなぁ。

T-Time と Mandal-Art のために、クリエを手放すには至らないけれど、HP-200LX の座を奪う、最強小型の文書作成マシンになるなら…、いやはや。
posted by 多村えーてる at 09:27| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

『恋人たち』考・宇宙世紀の中の近未来

(栄輝)>前に、「テレビシリーズのΖガンダムでは、スペースシャトルに現実世界とアニメ的なリアルの接点があった」って書いたことがあったろ。
(A機)>はい、ありましたね。
(栄輝)>『恋人たち』でも、現実世界との接点として、新しいガジェットが出てたよ。なんと電子ペーパー。
(A機)>ええと、ウォンさんを中心に、クワトロ、ヘンケン、ブライトがミーティングしてるところですね。
(栄輝)>複数枚の大判焼きの写真を検討しているかと思いきや、画像がショートフィルムになっていて、少しずつ動いているのな(はっきりと確認していないけど、数秒間のフィルムのループになってる)。ここのやりとりがいかにも電子ペーパーって感じで、書類を持ったり渡したりするように扱うんだけど、そのたびにセルロイドっぽい「ポワン、パオン、ペオン」って音が聞こえるんだよ。
(A機)>桜玉吉『ラブラブルート21』の「ホワン、ホワン」ですね。
(栄輝)>お前ヘンなこと覚えてるなぁ。
(A機)>ちなみに「21」は「トゥエニーワン」と読みますよ。それはともかく。
(栄輝)>実際、電子ペーパーがどんなカタチで普及していくかははっきりしないけど、会議の席で、みんなが複数枚の電子ペーパーを囲んでいる様子っていうのは、いかにもありそうな感じだったな。大画面に映し出すよりも、よっぽどソレっぽい。言い換えれば、絵になる。ブライト館長がプライベートビデオを端末(ノートパソコン?)で眺めているのも、絶妙な対比になってるんじゃないかな。
posted by 多村えーてる at 19:31| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

機動戦士Ζガンダムヒストリカ Vol.8

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(栄輝)>「フォウがヘルメットをはずしたのは、もう一度キスをしたかったからかもしれない」と書かれていたのを読んで、「ああっ」と。
(A機)>ああっ! カミーユなにやってんのと。
(栄輝)>そうそう。フォウとキスしたから、ファに再会したときもキスしようとしたんだなあいつは。「キスをする」という男女間の行為を覚えたから、また試したかったんだ。
(A機)>でもヘルメットをはずすっていうことには気が付かなかった(笑)
(栄輝)>おこちゃまなのよね。あのとき、フォウに向かって自爆告白なんてしてないで、キスのひとつもしてやればそれでよかったんだ。これは気が付かなかったな…。もしフォウやファとのキスがうまくいってたら、サラにもキスしようとしたんじゃないかな。
(A機)>説得癖からキス魔に。
(栄輝)>(笑) やっぱりもう一度観たいなぁ。「映画になってない」とか、どうでもいいんだそんなこと。福井晴敏は、もっと劇的な演出をして分かりやすく再構築したら、みたいなことを提案していたけど、そんなこと言ってないで、ああいうふうにまとめた御大将の胆力をまず受け止めてみればいいんじゃないかなぁ。「俺ならもっと面白く」とか「俺ならこうする」とか、なんぼでも言えるじゃん。
(A機)>福井氏に関しては、あえて自覚的にやってるんでしょ? あんまり言うと無批判マンセー厨って思われますよ。
(栄輝)>ほとんどそんな感じだから別にかまわんよ。ただ、最近の御大将って、物語の最後の余韻の持たせ方がいまいち尺が足りないことが多いから(例外:∀ガンダム)、そこんところだけなんとかしてほしいな。ギリギリまで作劇やってエンディングでも別にいいけど、“日常に帰っていくカミーユ”って余韻に浸る時間は劇中で与えてほしいのよ。
(A機)>劇中ってところがミソですか。
(栄輝)>うん。それと、まさかやらないとは思うけど、後日談とか、そういう絵はいらないから。
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2005年11月07日

来年はビクトリー

(A機)>ケロロ軍曹のイベントでカトキハジメ氏が「バンダイでVのOKが出た」と語ったという、まことしやかなウワサが!
(栄輝)>ひょひょひょ、もう俺のまゆげはベトベトですよ。
(A機)>MG化らしいですよ。当然完全変形間違いなしですよ。
(栄輝)>話半分で長生きすることにするよ。
(A機)>そうですよ、だいいち、まだGFFでV2ABも出ていなければ、ガンダム7号機もでてないのに、生きるの死ぬのなんて言ってていいわけがないんですよ。
(栄輝)>へぇ。
posted by 多村えーてる at 23:46| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

本田透『アストロ!乙女塾!』

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『マンガでわかる小説入門』でさんざん批判される「文章の視点のブレ」がこれでもかと展開されるすばらしい作品。なにしろ文章修行において襟を正して兜の緒を締め直したばかりの状態のときに読み始めたものだから、頭が痛くなることしきり。しかし気が付けば、横溢する本田ルサンチマンがすっかり馴染んできて、キャラクターがつっぱしり始める頃には楽しい読書の時間となっていた。
posted by 多村えーてる at 13:02| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すがやみつる・横山えいじ『マンガでわかる小説入門』

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このタイトルを聞いたときは「とうとう小説の書き方まで漫画でないと説明できない時代になってしまったか」とあきれたものだが、それもまたよし、横山えいじ様の新刊とあらばなおのことよし、と飛びつく。すがやみつる氏のするどい視点は、文章修行を志す諸兄にはたいへん役立つことと思う。

読んでいて興味深かったのは、主人公が繰り返し「君はなぜ書くのか?」と問われること。業界スレしてしまった先輩が、書くことに対する情熱を失ってしまったと自己分析している姿もグサリときた。

「人はなぜ生きるのか?」。人生の局面において、繰り返し問われ、自問するだろう。人生の仕組みとか裏側の事情とか、そんなものばかり頭に入れてばかりの現代人は「生きる」という行為そのものにスレてしまっているのではないか。生きることは苦しみ続けることかもしれない。が、それでも生きるのだ。気が付けば、生きること自体が楽しくて仕方ない。そんな大先輩たちを見習いたい。
posted by 多村えーてる at 13:01| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『語ろうZガンダム!』

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ゼータガンダムという作品を語るのは難しい。(いわゆる)ファーストと比べても、作品が成立した時代背景が複雑になってるし、その結果としての作品の内容と評価も複雑になっている。世代毎の受け止められ方も驚くほど乖離している。おまけにこの二〇年間で評価の浮き沈みも相当なものだ。

ぼく自身、極私的なゼータ語りをいくつもエントリーしているけど、包括的にゼータをとらえるのは難しく、また、そこまで付き合うのはいかがなものか?とも考えてしまう。ゼータとはそういう作品なのだ。

ともあれ、二〇年の時を経て甦るゼータを前に、いろんな人が熱く語っている姿は、それだけで面白い。

じつは、「本当はゼータガンダムなんかよりももっと評価するべき富野作品、いっぱいあるよね」と思っている。が、あの苦くて生き辛かった時代を反映した「機動戦士Ζガンダム」という作品がこうして甦ることができるなら、そのことをフラットに受け止めるのもわるくはないだろう、とも。
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梶尾真治『精霊探偵』

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この手の「幽霊モノ(?)」に慣れている人だと、主人公の秘密なんてのはスグに気が付くのかもしれないけど、ほとんど免疫のなかった自分にはなかなか面白いどんでん返しだった。しかし、その彼らの選択はどこか苦くて、手放しで喜べるものではない。それはたぶん、死というものが間違いなく間に挟まっているという事実によるものだろう。
posted by 多村えーてる at 12:36| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

昨日の夜は

(栄輝)>サーバにうまくつながらなくて更新できなかったんだよな。
(A機)>いいじゃないですか。とりあえず10月は毎日更新できたんだし。
(栄輝)>お前が日付書き換えてつじつま合わせしてくれてたおかげでな。
(A機)>ぎくっ、ばれてましたか。どうしても妖精さんになってもらいたくて(笑)
(栄輝)>ならへんってば。
posted by 多村えーてる at 19:36| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月02日

トラックバックスパム

トラバスパムってうっとうしいのよね。
いっそトラバ不可にしようかと思うよまったく。
トラバついても別にこちらのエントリーに関係なく「わたしのブログ読んで」的なものしかないし。
posted by 多村えーてる at 23:58| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

『恋人たち』考・カミーユの告白

(A機)>富野作品名物、主人公の長い告白ですが。
(栄輝)>旧フィルムと劇場版では、告白内容が微妙にすりかわってる。旧フィルムでは「カミーユという名前は女の名前の呪縛から逃れるために男の証しを手に入れようとした」といった内容だったんだけど、劇場版では「両親は不仲で自分のことはほったらかしにされて、なのに幼なじみのファがお節介を焼く」という話に。
(A機)>これって、気になる女の子の前で別の女の子のことを必死に話してるわけで、あるいみ自爆ですよね。
(栄輝)>モロ自爆だろ。カミーユも「なんでこんなこと話してるんだ俺」って焦ってたし。自分のことを伝えたい気持ちでいっぱいになって話しているうちに、ファという女の子の存在にカミーユが気が付く、という展開なんだよな。フォウにしてみれば単にあてられたようなもので、「なんだ、帰るところ、ちゃんとあるじゃないの」ってな気分だったろうに。だからこそフォウは、からっぽの自分とは違う、カミーユは帰るところがあるんだから、帰してあげようとしたのかな。それが自分にできる精一杯の愛情表現…フォウ、なんて優しい女の子なんだ。
(A機)>そういう話だったんだ。
(栄輝)>個人的には自分のコンプレックスをさらけ出す主人公というものがココロに突き刺さっていたから、予告編フィルムあたりでセリフが変わっているらしいと気が付いたときはけっこう衝撃だったんだけど、実際にフィルムを観れば、このカミーユならこれでいいんだな、と思えるのよね。
(A機)>ザッツ・トミノ・マジック。
(栄輝)>やっぱカミーユの立ち位置の変化が大きいと思うのよ。「狂わないカミーユとはどういう子なのか」を考えれば、あんな傷だらけの告白をするわけがないし、カミーユとフォウは傷を舐め合うためにお互い惹かれたんじゃないって、そういうことなのよね。だから、まぬけな自爆告白ではあるんだけど、彼なりの必死さがきちんと見えるし、フォウが彼を宇宙に帰そうとするモチベーションもすっきりする。そうだな、旧フィルムのフォウは、なぜカミーユを宇宙に帰そうとしたのか、はっきり分からないんだよね。なぜ「お互いの居た場所に戻りましょう」なのか。カミーユは「自分には(男であると認められない強迫観念で)居場所がなかった」と泣いていて、フォウもそうであったはずなんだから、あのまま二人は破滅することだってあり得たわけじゃない。それを、フォウが“何か思いを抱いて”、あえて彼を突き放し、宇宙に帰す…、だから感動的なエピソードなんだろうけど。俺さ、なんでだかわかんないんだけど、フィルムにフォウが登場してきたあたりで、急に涙腺が緩んじゃったんだよね。フォウが画面に出てくるだけで、ぶわっと涙あふれさせたりしてたのよ。悲しいって気持ちよりも、カラダが先に反応しているような状態。こんなの初めてだったな。なんでこんなに泣けるのか、分からない。不思議な体験だった。二〇年という歳月がもたらした何かなのかな、と思うんだけど、やっぱりよく分からない。ともかく、そういうわけで、誰がどういう評価を下そうと、『恋人たち』は俺にとっては特別なフィルムになったな。
posted by 多村えーてる at 20:05| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする