2006年03月03日

いま語らないと一生語れない終盤のΖガンダム・その1

(栄輝)>ゼータの後半って、少し気持ち離れていたかもしれない。そのきっかけになったのは、バウンド・ドックをみたときだった。
(A機)>御犬様だめですか。だめですよねそりゃ。
(栄輝)>まずメカニックとして受け入れがたい要素がてんこもりだったわな。俺、足先を曲げるとツメになりますって変形、好きじゃないんだよ。あのお椀も、あきれかえった。宇宙空間だよ? 三次元機動したら裏側丸見えじゃん。
(A機)>もともとはグラブロの発展形で水中用だったというウワサもありますけど、水中でも同じことですね。
(栄輝)>むしろ、そのほうがタチが悪いわ(笑) なんか見た目に甲殻類っぽくなるからって、防御力あがるわけでもないのに、あの形態になるとビームはじくんじゃないかとか、いかにもそういう演出がありそうに思えてショックだった。耳がイヤだった。フタが腕になるのはありだとしても、それがシールドっぽい意匠になるのがイヤだった。安易にガウォーク形態っぽくなるのもイヤだった。
(A機)>イヤイヤづくしですね。
(栄輝)>そしてなにより、そのネーミングがイヤだったんだよ。
(A機)>あーいがーすべーてさー。
(栄輝)>そう、それだよ。ハウンドドッグがヒットしてたんだよ。それなのに、平気でそういうネーミングにしてくる。現実世界に対してロコツにおもねったネーミング第一号として、嫌悪したね。
(A機)>僭越ながら、第一号はハンブラビでは?
(栄輝)>順番なんてどうでもいいんだよ! とにかくショックだったの!
(A機)>すんません、ネモなんかもけっこうそうかもしれません。
(栄輝)>わかってねーなー。現実世界から元ネタとってくるのはべつにかまやしないんだよ。俺が言いたいのは、出所として志が低すぎるだろってことだよ。ア・バオア・クーなんて無茶苦茶ディープなところから引っ張ってきているものもあったというのにさ。
(A機)>でも、語感を大事にする総監督としては、あのデザインにそういう名前が合うと思ったってことなんでしょう? と食い下がってみるテスト。
(栄輝)>どうなんだろうね。気にしてなかったのかもな。なにせボリノーク・サマーンだもんな。そこはかとなくロシアとか北欧っぽい語感だけど、世間では…。
(A機)>ねぇ(笑)
(栄輝)>御大将は「アニメなんか観るのやめろよ」って気持ちでゼータを作ってたって語ってたことがあるけど、バウンド・ドックは、たしかに「もうやめようかな」と思わせるだけの破壊力があったよ。
(A機)>いまとなっては信じられなーい。そこが運命の分かれ目だったんだ(笑)
(栄輝)>笑うところか? 笑うところかもなぁ。あのアルムの山みたいな景観のコロニーで、ロザミアを回収にきたバウンド・ドックが、おもむろにモビルスーツ形態に変形してババーンって仁王立ちするところとか、もうあきれかえるしかなかったもんなぁ。こんなの冷静に観てられるかって。面白い面白くないを通り越してヘンだろって。
(A機)>ササキバラ・ゴウ氏が言うところのジャンクのさきがけだったのかもしれませんね。
(栄輝)>それまでにも何度かあったとは思うけれど、ゼータがいわゆるファーストと決定的に訣別したシーンだったとは思う。

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posted by 多村えーてる at 12:04| 奈良 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする