2007年05月22日

10年

あの頃、エキスパンドブックのことをアレコレ考えているだけで時間がどんどん過ぎていくような日が続いていた。HyperCardのことが好きで、その系譜につらなるツールとしてエキスパンドブックもお気に入りだった。QTMLなんて新技術が実現する未来に思いをはせていた。「エキスパンドブック3はこうなる」なんて話を聞き出しては興奮していた。『本とコンピュータ』に招かれて、座談会に出たりした。

やがてT-Timeが登場して、電子書籍とボクを取り巻く環境にも大きなパラダイムシフトが訪れた。ボクはT-Timeをエキスパンドブック同様に気に入った。T-Timeの本を書かないかと誘われて、仲間と共著を出版した。ちっとも売れなかったみたいだけど。いまだに原稿料はもらっていない。

電子書籍・電子出版の活動から距離を置くようになってすぐに二十一世紀がやってきたのはちょっとした冗談だろう。
posted by 多村えーてる at 18:54| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする