バーチカル型にかぎらず土日がスポイルされるのが手帳のメインストリームなんだけど、中にはダイゴーのニューアポイントE2174のように、土日に主軸を置いた手帳もあると知ることができたのは収穫だった。こいつは月〜金を左ページに押し込めて、右ページは土日の二日間でたっぷり書き込めるようになっているらしい。「土日のレジャーに力を入れている人向け」といった解釈がされていたが、週末を家族と過ごす時間と決めている人にとっても、このノートの存在感は大きい。月〜金での仕事はアポイント等の時間にスケジューリングされていることが多いけれど、週末でないとできない家事のあれこれ、家の補修やお手入れ、子供たちとの過ごし方など、タスク型の予定がいっぱい出てくるのだ。書く内容がまったく違ってくるから、当然書き込み量も違ってくるだろう。
今年はバーチカル型の手帳はほぼ日手帳のオプションを使っていたんだけど、困ったことにデザインが変更されて一日の書き込み幅がとても狭くなってしまった。来年のほぼ日手帳はマス目のサイズが小さくなったんだけど、それに加えて一日の書き込み幅が7マスから6マスに減らされているのだ。とても狭い。
バーチカル型手帳については、また今度あらためるとして、月間一覧型のカレンダーも追加でほかったのだけど、いいものがみつかったのでご紹介。
というのは、ほぼ日手帳の月間ページははすでにある使い方が決まっているので、仕事のプロジェクト管理に月単位の書き込みできるものがもうひとつほしかったのだ。

コクヨのキャンパスノートにダイアリーなんてあったんですねぇ。文庫本サイズで横罫ノート部分が32ページもあるのがありがたい。なんでカレンダー手帳ってノートのページがちょこっとしかないんですかね? いつも不思議に思います。
このキャンパスノート、普通の手帳コーナーではまったく見かけなかったんですが、近所のジャスコの文具コーナーに置いてありました。まさに灯台もと暗し。コンパクトで安いのでプロジェクト毎に複数用意する、といった使い方もできるかも。

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