
ほとんど忘れ去られているのかもしれないが、アレックスの腕に内蔵された「ドヒキョー」ガトリングガンの展開方法がいまだに正しく再現されないことのほうがよほど不満を感じる。
あの仕込み飛び道具は、銃身のすべてが外側カバー(青色の部分)に隠れているのではない。半分腕本体(白い側)にめり込んだ状態で収納されているのである。したがって、単に腕の外側のカバーがはねあがるだけではなく、カバーがあがると同時に腕本体がガコンとさがり、それから砲身が前にのびて射撃準備完了となる。
この射撃状態を正しく再現するための、平手もほしい。それもなるべく、関節がはずれているかのように力の抜けた状態がいい。あのガトリングは、握り拳で力んだ状態で打ち出すものではなく…。ずっとそのように思っているのだけど、気にしている人をついぞみかけたことがないね。