
最初に出た裸足のミクロマンからはじまって、ミクロマンコマンド3号(+マガジンゼロゼロ)で、個人的な昭和ミクロマンについてはブレーキがかかっていたのだが、その後もずいぶんといろんなミクロマンが登場していたことに驚かされる。
なんとなく、自分がミクロマンから離れてからすぐにガンプラブームがあって、ミクロマンもヘンなパワードスーツ(っつーか人型の箱)に押し込められるようになっていたり、アロムなんてイカニモな名前がつけられたり、SFテイストよりも玩具っぽさが全面に出たヘタレ変形合体ロボがメインアイテムになっていったような印象があったけど、そう十把一絡げにするものでもなかったということかな。いま見ると、アマゾン総統とかむちゃくちゃキッチュでイカス。
歴代ミクロマンを(ほぼ)すべて収録。前後写真を掲載しているが、網羅することが前提になっているためか、細かいプレイバリューまでは紹介されていない。組み替え例や遊び方などには触れていないので、思い入れの強いアイテムほどあっさりした紹介のように思えてちょっと残念だったり。このあたりは、他のミクロマン本で補完するのが正解だろう。
平成ミクロマン(マグネパワーズ)の市川ラフが掲載されていたらもっとよかったのになぁ。市川氏の代表作として今も『混淆世界ボルドー』の名前が載っているのがちょっとうれしい。市川デザインの玩具がどんどん商品化されるのもすごいことではあるのだけど、それはそれ、漫画家活動、復活してくれるといいのになぁ。