とぼふあんかるアニメ日記の「イノセンス」の感想に対するコメントの中にある、
あの時代、みんな電脳で検索できるから普通に口にするもんなのかな。という指摘は、ARTIFACTで取り上げられていた
聖書大好きバトーはシャアのセリフを引用するオタクと変わらないという指摘とあわせて考えたい。
と思っていたら、もっと詳しく考察しているサイトもARTIFACTで取り上げられていました。
「リアルタイム引用」が実現した『イノセンス』の世界
なるほど、アカシックレコードにアクセスできる、ということなのかぁ。実際、ネットには御大将の言葉をあつめたサイトなんてのもあるわけで(リンクを見失ってしまったんだけど、セイラさんの台詞だけ抽出したサイトをみたことがあるなぁ)、こういう場所をシソーラス的に扱うことができるようになると、あとは滑舌だけの問題になって、それさえも擬体の能力でまかなえるのだとしたら、そんな台詞の組み合わせによって、意味表現を展開することもたやすくなるかもね。引用を聞かされる側だって、リアルタイムに検索かけて意味推量を展開すればいいのであって。
かつては博覧強記、インテリの教養の発露としての引用句、現代ではオタク的閉鎖的言語体系としての引用句も、やがて壁は取り払われて、単なる電脳時代のコミュニケーションスタイルに変化していく、ということか。