「この液晶はいずれカラー化される」という誰もが予想していてなかなか実現しなかったそれが、ようやく実を結んだようです。なるほど、いままでいまいち貼り込む気になれなかったアルバムジャケット画像も、こいつで生きてくるということか。BGM付きスライドショーは楽しいかも。
「今回は静止画オンリーだけど、いずれ動画にも対応する」という予想も容易に成り立つわけですが、それを実現するには動画を管理する iPhoto や iTunes に相当するアプリケーションをアップルは用意してないという事実があるわけで。
かつてPDAというコンセプトをジョン・スカリーが提唱して、それがいつのまにか「PIM機能を搭載した電子手帳」のカテゴリを指す言葉になってしまったんだけど、生活の中で音楽と写真をデジタルにアシストする iPod Photo は、じつはアップルが最初にCDプレーヤーやスピーカーをPDAの一環として発売していた事実にかなり近い。つまり iPod は正しくPDAであったと。
追記。
CNET Japan の記事によると、ジョブズは動画再生機能の搭載を否定しているようですね。
「iPodに入れるビデオコンテンツなど誰も持っていないし、たとえ持っていたとしても、スクリーンが小さすぎてよく見えない」とJobsは述べ、iPodはビデオには「相応しくない場所」だと付け加えた。