
じつは、ポケモンが大ヒットして、続編(金・銀)がなかなかリリースされないでいた頃、「田尻氏はクスリ漬けになって任天堂が用意した専用病棟に隔離されている」というウワサを、ぼくは本気で信じていた。
そんなことがまるっきりのウソっぱちで、田尻智という人が今もクレバーに存在しているという、そのことが分かっただけでも、この本を読んだ甲斐があった。買ってからずいぶんと積ん読状態だったんだけどね。
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『ナンダロウアヤシゲな日々 〜本の海で溺れて〜』本コの河上進さんの本がでるようです。目次によると、最後の節のタイトルが“本の世界の「野次馬」でいたい”。なんとも河上さんらしいスタンスというか、「いい場所みつけてるな」と思った。なんと、あんばいさんの無明舎出版から出るのか。
著者 南陀楼綾繁
装丁/挿画 内澤旬子
無明舎出版 刊行 http://www.mumyosha.co.jp/
四六判・268頁・総額1680円
6月上旬発行予定
【内容案内】
古書の世界に遊び、ミニコミ発行で四苦八苦、図書館で資料を漁り、メールマガジンを編集……。「本」に関わることならなんでも首を突っ込む編集者・ライ ターの南陀楼綾繁、初のエッセイ集。「sumus」「彷書月刊」「本とコンピュータ」「定有堂ジャーナル」などさまざまな雑誌、サイトで発表したもの に、書き下ろしを加えて刊行。パラパラマンガ付きです。
おもしろくない人間などいない。昨年秋に買った『宇宙ロケットの世紀』[Amazon] [bk1] を読み終えて、そのまま続けて読む。いやぁ、おもしろいのなんのって。豊富な写真資料を堪能しつつサクッと読み終わる。それにしても、ソユーズ2号は無人だったというのは、どの資料にも記されている話。『宇宙ロケットの世紀』にだってそのように書いてある。それが、この本によると、イワン・イストチニコフという一人の宇宙飛行士と一匹の犬が乗り込んでいたというのだ。彼らは原因不明の事故で姿を消してしまい、時のソ連邦は徹底的な証拠隠滅をはかる…。なんということだろう、これは宇宙史を書き換えてしまうほどの新事実ではないのか?
人の運命は星の歴史とおなじ。
一つ一つが独特で、孤独で、かけがえなく
似たようなものは他にどこにもない。
もし誰かが沈黙のうちに
世の片隅でひっそり自足して生きていたとしても
取るに足らないその生き方そのものが
その人をおもしろくするのだ。
人は誰でも自分だけの秘密の世界をもつ
最高の瞬間はその世界に隠されている
もっとも悲惨な時もそこに隠されている。
だが他人であるわれわれは何も知らずに過ごすのだ。
そして一人の男が死ぬとき
彼の最初の雪も死ぬ
最初の口づけも、最初のけんかも
すべては彼とともに消える。
たしかに残る、本は、橋は
機械は、画家のキャンバスは
たしかにこれからも姿をとどめるものはある
しかし何かが逃げ去ってゆく。
それこそ、この容赦ないゲームの法則。
人だけが消えるのではなく、世界が消えるのだ。
この世に生きた罪人のことをわれわれは覚えている
しかし、本当は、かれらの何を知っているというのか?
*本書『スプートニク』は、解説を除き、すべて作者ジョアン・フォンクベルタによるフィクション作品です。な、なんですとぉー!?
(発送が)すべて完了した2月末以降、若干の残があった場合、このページにてお知らせします。とのことなので、ほしい人は問い合わせてみましょう。
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