(A機)>Vガンダム、10日目です。腕部にとりかかっております。
(栄輝)>ここの摩訶不思議級のパーツ構成はVガンダムの見どころのひとつ。ビームシールド発振器がじつは腕の中にしこまれたビームサーベルで、その発振器とハンドパーツがぐるりと入れ替わるようにして変形するんだけど、単純な一軸回転じゃなくて複雑なクランク移動になってる。コア・ファイターにつづいて、開発スタッフの意地が垣間見える、まさに匠の技。
(A機)>ほんとはビームサーベルは片腕に2本仕込まれているとか、そんなことをわざわざ言うのは大人気ないというものですね。
(栄輝)>言うなって。それ言い出したら、ビームシールドを発振させるときは2本のサーベルの先が左右にそれぞれ折れ曲がるとか、無限に細かく刻みこんだ解像度をおいかけていくことになる。1/100スケールとしてはベストな解像度に設定されてるじゃないか。
(A機)>あー。えーと、すんません。
(栄輝)>無理に擁護したり持ち上げるつもりもないんだけど、いちおうな。それはともかく、当時の資料と比べていると、腕まわりはディテールもずいぶん変更されてるみたいだ。もともとここまで角張ってなかったし。
(A機)>ほんとですね。ぶっちゃけ、まったく別物ですね。
(栄輝)>変形機構を整理したからこうなったのかもしれないし、ディテールを積み重ねていったからこうなったのかもしれない。結論を急ぐのはやめておくことにして、当面の問題は、どれくらい角を落として柔らかいシルエットに変えていくかということ。さてどうするかな。
(A機)>下手に丸っこく削っていくと、全体のシルエットがゆるゆるになっちゃうかもしれませんね。
(栄輝)>大いに考えられるなぁ。ともかくビームサーベル発振器の先端はもっとマルっとした感じにしたいので、削りまくってみた。この発振器の丸みと、コア・ファイターの機首の丸みはなるべく同じくらいにしておきたい。
(A機)>例によって写真には写ってないですけど、そういう心意気で。

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posted by 多村えーてる at 22:10| 奈良 ☔|
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