2004年02月02日

Vガンダム過去語り

(栄輝)>Vガンダムの1話は、始まって数分で「この作品の人たちがやっていることはまともではありません」と宣言している。シャッコーのコクピットが射出されてウッソが脱出するシーンあっただろ。俺は何度観てもあそこが一番怖い。
(A機)>えーと…。なるほどー、クロノクルってば、ゾロのライフルで撃つんですよね。わざわざ「エマージェンシーか」って納得してから、射撃する。
(栄輝)>Vガンダムでは「敵側の人たちにまともな大人が多くて、味方の大人たちが狂ってる」という評判がある。クロノクルは「いい人(をはき違えた人)」とよく言われるが、1話のあのシーンは、クロノクルという人物の感性の欠落を如実にあらわしていると思った。
posted by 多村えーてる at 18:25| 奈良 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | V GUNDAM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

二十面相の娘

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二十面相の娘・第二巻

(栄輝)>この人は、自分の描きたいものを描き続けることができている漫画家さんの一人だと思う。でも、そのおかげでとっても苦労しているようにも思える。
(A機)>「独特の」としか言い様のない、独特の雰囲気を持っていますね。絵も、けっしてうまいわけではないし。これもヘタうまの範疇なんでしょうか。
(栄輝)>なんだエラソーに。いわゆるヘタうまとも、また違うような気がするね。でも、キライじゃないんだ。
(A機)>前にコミックキューで『リボンの騎士』のサイバー版みたいなの、ちょろっと描いてらしたじゃないですか。今回も「過去の話」ということで短編を挿入してますよね。なんだか、描きたいシチュエーションみたいなのがふと頭に浮かんで、そこだけ勢いで描いちゃう人なのかなって。
(栄輝)>『菫画報』なんて、連載内容自体がそういう雰囲気を重視していたわけで、真面目なストーリーモノを作っても、その姿勢は変わらないのかもなぁ。ヒラメキに浮気したくなる才能の部分と、きちっとまとめあげる才能の部分が、この人の中では常に拮抗しているんじゃないだろうか。描線が適当なようで緻密なようでよくわからないのも、そういう内面の産物のような気がしてきた。
(A機)>でもせっかくなので、もうちょっと連載続けて、じっくり読ませてほしいですね。
posted by 多村えーてる at 17:59| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする