2004年02月18日

牧場の少女カトリ

じつはカトリって1本も見たことなかったんです。

いつだったか、高校時代の先輩が、カトリをビデオに全話残しているということが分かったことがありました。その頃、カトリに対してはひたすら地味な作品、という印象しかなかったものですから、わりと硬派(といってもハードSF、みたいな意味での硬派ですが)な彼がなぜ? と、思わず問い詰めました。

彼は必死になって説明してくれました。「彼女はムチャクチャ貧乏で不幸なんだけど、まわりの人がみんないい人で幸せやねん」。…ちっとも分かりません。

「なにが彼をそこまでさせるのか?」この20年来の疑問を解くには、自分自身で観て、感じるしかないのです。

今回、BS2で再放送が始まったのを機に視聴を開始しました。

とりあえず検索してみますと、ありますね、ファンサイト。まずはここに行ってみました。ふむふむ、原作版とは物語の雰囲気もかなり違うのか。

ここの研究分析もなかなかのものです。舞台となった時代と場所に関する解説まであって読み応えあります。なるほど、カトリは約百年前の物語なのか。わりと近代の話なのね。他の名作劇場作品も愛情たっぷりの研究成果が…。このサイトは必見ですよ。

現在8話まで放送終了。全49話なので、約1/5を消化したところです。現時点でのカトリという作品に対する印象は…、

「彼女はムチャクチャ貧乏で不幸なんだけど、まわりの人がみんないい人で幸せやねん」。先輩、あなたの気持ちがようやく分かりかけてきた気がします。
posted by 多村えーてる at 12:05| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする