2004年03月30日

久しぶりにマシンガントークというものをみた

近代英国史を研究しているI教授をお仕事で取材をした。「わたしは討論するのが好きだ」と話すI教授は、2時間ちかくアクセル全開でしゃべり続け、持論を主張し続けた。マシンガントークの掃射を久しぶりに全身に受けた気分。

そこで気になったフレーズをいくつかメモしておこうと思う。

●電車から降りたときに、そこに漂っている空気が、大阪は他所に比べて負けている。東京だけじゃない、福岡にも負けている。
●最近は、大阪のおばちゃんたちも元気がない。
●大阪は、「昔ながらのイメージ」に頼りすぎているのではないか。パブリックイメージの大阪なんて、放っておけばスグに消えてしまうだろう。「いま自分が見ているものは錯覚なのではないか」と気付くべきだ。
●最近の若い女性は化粧が厚くなった。生徒たちと議論していると、彼女たちは簡単にポロポロと泣き出す。すると、目の周りからいろんなものがとれてきて、とても汚い。そんなに着飾る時間があるなら、もっと言葉を飾れよと言いたい。
●大事なのは自分の考え。知識は図書館にいくらでもある。自分の考えをもっと出さないと。
●言葉を惜しんではいけない。議論することを惜しんではいけない。
●「知識」ではなく、「知恵」を導き出すことが大切なんだ。
●そのために過去を残し、保存する。いつもあるわけではないけれど、必要なときに「ある」ということが重要。
●風景や自然は「あるもの」ではなく、「つくるもの」なのだ。
●カタチを持たないものにも過去は宿っていく。
●未来をみつめようとしたときに、何を規範とすればいいのか。過去から学ぶ必要がある。

仕事ばっかりしていると、仕事の外で誰かと対面して討論する機会がめっきりなくなってしまった。対話の基礎体力が落ちているよなぁと実感しつつ。
posted by 多村えーてる at 17:07| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この先クリエは…

本田雅一の週刊MOBILE通信:TH55以降のクリエ。そのコンセプトと今後を聞く

クリエオーガナイザーをはじめとする“ソニーの作った皮”をもっともっと良くすることを目指します。PDAの家電化を目指すと言いましたが、そのためにPalm OSが持つユーザーインターフェイスではなく、クリエ独自の“顔”を見せたい
元記事では「急いで Palm OS 6 を導入することはしない」という文脈で語られている部分ですが、クリエオーガナイザーが TH55 を本当の意味で「Palm ではなく CLIE」という変身を遂げさせた立て役者なのは間違いないわけで。これまでにもクリエ独自のソフトはいろいろと開発されているけれど、それらがこれまで以上にシームレスに統合されていくのが、来年に向けてのソニーの戦略であることは間違いなさそう。

実際、ぼくも TH55 のほとんどをクリエオーガナイザーの中で使っているわけです(マンダラートと PooK を除く)。

強いて「ちょっと使えないな」という点をあげるなら、To-Do だけはどうしてもいただけない。Palm 標準の To-Do は優先度をあげると自動的にソートがかかりますが、クリエオーガナイザーの To-Do は動いてくれません。上下入れ換え用のボタンをタップして、ひとつずつ自分で移動させる必要があります。「並べ順を自分で制御できる」と解釈すれば、これはこれでアリなのかもしれないけど、自分の用途としては、ノーです。反対に、手書きメモやビューワーの挙動は、かなりフィットしています。ファイルの削除がモーダルになっているのはどうかと思うけど。ん〜、書き始めるといろいろイエスでないところがでてくるなぁ(笑) でも、おおむねイエス。センタージョグでさえ手に馴染んでますよ。
コンシューマ向けクリエは、OSのバージョンに依存しない使い勝手や価値があると考えています。そこで考えているのは、携帯電話サービスとクリエの統合です。
日本ではなかなか定着しないスマートフォンですが、クリエが決め手になる…のだろうか。
posted by 多村えーてる at 16:30| 奈良 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする