2004年05月31日

森薫『エマ』第4巻

森薫『エマ』第4巻 [Amazon] [bk1]

「くわっ、そうきたか、森薫奴っ」の第4巻(笑)
よくもここまで劇的に再会させたものであります。
それにしても、両者の精神状態をここまでボロボロに追いつめての再会。
どっちかというと最悪のタイミング。
おかあさまが理解を示してくれているようなのが、唯一の希望でしょうか。
エレノア嬢にはどちらにせよ泣いていただくしかないわけで…。

これだけ盛り上げておいて、物語は両親の出会い編にシフト。
なんというお預け状態。おーのー、懊悩。

posted by 多村えーてる at 18:08| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(4) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ふくやまけいこ『ナノトリノ』第2巻

ふくやまけいこ『ナノトリノ』第2巻 [Amazon] [bk1]

リュウにゼリービーンズの一作目が掲載されたときからのファンであります。『ふくやまジックヴック』をひさしぶりに取り出して眺めましたが、ここに掲載されている短編や落書きに、当時は相当影響を受けたものです。なんだかんだで、もう20年以上になるんですねぇ。彼女も紆余曲折あったけど、まだ漫画家として新作(それも魅力的な!面白い!)を発表し続けているということは、とても大切な宝なのではないかと思う今日この頃。

彼女がどういう経緯でポケモンの仕事をするようになったのかは知らないけど、一時期は「このままポケモン関連イラストレーターになってしまうのかしらん」と心配したものです。
posted by 多村えーてる at 17:55| 奈良 ☁| Comment(1) | TrackBack(1) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月30日

GFF #0020 RX-78-6 & RX-78-5

(A機)>マドロックがデフォルトで、5号機とのコンパチ、というパッケージングなんですね。
(栄輝)>とりあえず簡単レビュー。マドロックわるくないんでないの? 以上。
(A機)>ガクッ。いかな精神状態かはしらねども、もう少しキチンとやりなはれ。
(栄輝)>ぶぅー。4・5号機は、俺の記憶ではMSV当時のプロトタイプガンダムの機体解説書にすでに顛末が書いてあったということだが、肝心のプロトタイプガンダムを買ってなかったのでようわからんな。MSVはジオン系にしか手を出してないのよね。当時かぶっていたサンライズアニメがどれだったか調べないと分からないが、そっちに走っていたし、たしかSF3Dあたりもけっこうダブっていたハズ。世はアニメプラモの大ブームだったのだよ。いやそれはともかく、6号機の「ビームライフルが使用できなくなっても戦闘できるように実体弾キャノンを装備させた陸戦型」っていう設定はいつからできたものなのかね? MSV当時にもあったんだろうか。
(A機)>あんたが知らないことをぼくが知ってるわけないのですが、SDクラブで大河原画稿が発表されたときにはそういうことになっていたわけですよね。近年になってゲーム用にリファインデザインが発表されて、今回のGFFでカトキ画稿になって、と。
(栄輝)>ゲームをやらないタチなもんで、当時はノベライズぐらいは読んでおくかとも思ったんだが、けっきょくほったらかしだな。ブランリヴァルなにそれ? 未完成体とか。カトキだったらなんでもいいってわけではないが、GFFというフィルタはこっち側で、軍事的知識から無駄に拡張されていく一年戦争はあっち側…なんだと思う。
(A機)>ややこしい宇宙世紀観ですね。
(栄輝)>あっち側でしか拡張されないとしたら、つまんねーな。あっち側でも、こっち側の空気が流れていたら、まだ入っていけるんだけどな。
(A機)>もちょっとマドロックの話します? キャノン砲のビームサーベルの取り付け方が、なんだかおもしろいなぁと思ったんですけど、そういうところはどうですか?
(栄輝)>サーベルの基部に軸があって、キャノン砲とは別に動かせたりするな。ちょっと感心した。あと、カメラアイが赤いのは、ゲームでは敵として出てくるからなのかねぇ。ちょっと珍しい。
(A機)>5号機はどうです? MGも買ってないから、うちでは初5号機なわけですが。
(栄輝)>朱色っぽい赤がなんともキレイだな。バルカン基部の形状とか、立体物を手にして初めて分かったこともあったり。じつはまだ組み替えていないので、正直なんとも言えないんだけど。4号機と5号機の物語としては、こっちのほうが主役メカとして扱われているけど、青と赤だと、赤のほうが2プレイヤーカラーだわな、お約束としては。そのうち組み替えてみるわ。
(A機)>それにしても、ここまで出して、7号機が出ない理由は、もはや何もありませんね? 重装フルアーマー7号機、ぼくは期待してますよ。
(栄輝)>お前、ホントに7号機好きなのな。単体でみると、大河原画稿をみるかぎりでは、F90並みに特徴のないガンダムじゃん。
(A機)>ふっふっふっ、7号機はですね、白いんですよ、ツノが。
(栄輝)>え、そうなん? おお、ほんとだ。ツノの白いRX-78なんだ、こいつ。好感度アップ(笑)
posted by 多村えーてる at 23:32| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月29日

キューティーハニー

ハニーといえば、ちょうど小学校一年の頃の放送で、
クラスでのハニーの評価は、
「男子がみるべきものではない。女の子むけの番組」
といったものだった。ハダカがどうのこうのよりも、
全体のテイストが魔女っ娘にちかい印象があったからだろう。

でも、「見ている」とカミングアウトした奴は、
「エッチスケッチワンタッチ〜」と囃されていたような気もする。
ずいぶんいいかげんなもんだな、小学生。
posted by 多村えーてる at 23:46| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月28日

シェパードよりもチャウチャウのほうが狼に近い

オオカミと近縁、実はチャウチャウ 米でDNA比較(asahi.com)

(栄輝)>シェパードよりもチャウチャウのほうが心に狼を持っている!
(A機)>ちゃうちゃう。
(栄輝)>チャウチャウちゃうんちゃう?
(A機)>単にそれが言いたかっただけなのね。
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2004年05月27日

G-SIGHT 6 アッガイ

アッガイ活躍想像図

(A機)>というわけで仲良くトーチカ攻撃です。
(栄輝)>G-SIGHT って初めて買った。所詮はアッガイ狙いよ。
(A機)>今月のガンダムエースはアッガイが大活躍だし、トイブックのジャブロー編でもアッガイでますし、アッガイブームいよいよって感じですね。
(栄輝)>世間ではそんなもんかもな。俺はエニータイム・エブリタイム・アッガイだけど。
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2004年05月26日

織田作之助『青春の逆説』

青空文庫の図書カード:No.732

先日、仕事の待ち時間に何の気なしに azur で読み始めたら、面白くてとまらなくなり、Palm に転送して PooK にて続きを読んでいる。あと数ページで終了すると思うと、なんだかもったいない気持ちになってきた。

少し変わり者のお君の描写から物語は始まるが、そのうちフォーカスは息子の豹一にシフトしていく。今みると、「第一部 二十歳」と書いてある。「なぜお君から豹一にシフトしていくんだろう?」と首を傾げながら読んでいたのだが、なるほど、豹一が二十歳になってとある修羅場に直面するところまでが第一部だから、最初から豹一が主人公だったわけだ。京都や大阪の町名がたっぷりと出てきて、当時(昭和10年頃?)の風俗をまったりと楽しみながら読んでいくうちに、第一部のクライマックス。狂気の一歩手前で数を数え続けるところで「第二部 青春の逆説」と来た日には、正直しびれたね。オダサク格好よすぎだよチクショー。

豹一の屈折した性格は、ともすればウチに籠もってしまいそうなものだが、その鬱屈を燃料にして、だからこそ俺は道をふみはずさなければならないのだ、とばかりに突飛な行動に出る主人公は、まったく他に類をみないユニークなキャラクターである。最初はハナタレ坊主のような印象だったが、いつのまにかまつげの長い美少年に。男前は身を助く。鬱屈していても、顔がいいばかりに、いろんな女性が好意的に誤解してくれるのだ。なんといううらやましい。いや、そのうらはらな展開が彼を苦しめるのだけど、その齟齬がまたおもしろいわけ。

「オダサクは“ちくま日本文学全集”を読んでいるから大丈夫」と思っていたのだけど、確認したらこの作品は収録されていなかった。

大局をみる目がまるでなく、目の前の鬱屈にイライラとしているあたりは、ゼータガンダムのカミーユ・ビダンに通じるものがあるかもしれないね(彼は最終的にはちょっと無理して、大局に身を投じたフシもあるけれど)。まだ結末を読んでないのでなんともいえないけど、今の様子をみるとカミーユほどにエスカレート(そして瓦解)することはなさそうだけど。昨年から神林長平の作品を順番に読み返しているんだけど、それが終わったら、織田作之助を読み返すのもわるくないな。
posted by 多村えーてる at 15:26| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月25日

白いカミーユ、白いゼータ

(栄輝)>ガンダムエースは今日の帰りに買うつもりなので、まだ件の記事は読んでないわけだが。
(A機)>シャア専用ブログさんところのこの記事ですね。
(栄輝)>カミーユの屈折っていうのは、“両親不在”につきるんじゃないかと思っている俺としては、自分の不幸を克服していこうとするカミーユっていうのは、すごくステキなことだと思うのよ。
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posted by 多村えーてる at 17:30| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Ζ GUNDAM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガンダムSEEDと距離をとる

(栄輝)>とりあえずMGフリーダムガンダムは買わないと思う。SEED MSVもしかり。
(A機)>んん? いつもの無理宣言じゃないんですか。
(栄輝)>前にさ、俺は俺の宇宙世紀を暮らしていく、みたいなことを書いたことがあっただろ。
(A機)>えーと、そんなことありましたね。こちらですね。すべては巡る(04.04.12)
(栄輝)>ガンプラはひととおりくぐってきたし、SEEDの商品もいくつかは買った。先日の1/100アストレイも買った。しかし、これから先はたぶん買わない。
(A機)>まさか、ガンプラ卒業?
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posted by 多村えーてる at 17:07| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | GUNDAM SEED | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月24日

Don't Trust Over 37.

にくむよりも
かなしむよりも
いかりよりも
なげくよりも
 
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posted by 多村えーてる at 14:00| 奈良 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月22日

神林長平『膚の下』読了

膚の下
[Amazon] [bk1]

慧滋は啓示。

毎日の通勤電車で少しづつ読み進めて、
だんだんと終わりが近付いていくのが惜しくなって、
「今日の帰りの電車で終わるな」と思って、
そのとおりになった。

本を閉じて、目を閉じる。
じんわりと何かがこみあげてくる。
いかん。どうも涙腺が弱くなっていかん。
ずっと神林長平を読んできてよかったなぁとしみじみ思った。
「ようやくここまでたどりついた」といったフレーズが何度も
出てきたけど、本当にそんな気分だ。
高校生になるころに彼に出会い、
十代のウチに『七胴落とし』を読むことができた。
ほぼリアルタイムに彼の新作に触れることが出来て、
こうして『膚の下』を読み終えることができた。
なんというすばらしいことだろう。

先日、この『膚の下』に表紙を合わせた『あなたの魂に安らぎあれ』を
買った(『帝王の殻』はみつからない。家には単行本があるから、
それほど心配はしていない)。

神林長平『あなたの魂に安らぎあれ』[Amazon] [bk1.jp]
(なぜか bk1 にはデータがない。また、表紙は前の版のまま)

調べてみると、当時、単行本が出たのが1983年。
21年ぶりに読み返す、ということになる。
あのくそったれな十代の自分は、
「神林長平が長編を書き下ろす」というニュースに心躍らせ、
手に入れた日には夢中になって読み進めた。
読み終えたときに、なにかスゴイ体験をしたような気分になって、
以来、寄せ書きに添えるメッセージは「あなたの魂に安らぎあれ」だった。
何も知らない人には、宗教じみて見えたかもしれない。
実際、信仰の問題だと言ってもいいから、
そのとおりなのだろう。
posted by 多村えーてる at 12:54| 奈良 ☔| Comment(1) | TrackBack(3) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月21日

ふたりはMS

(栄輝)>リックディアスとキュベレイのコンビでどうだろう。
(A機)>なんでも白黒つけなきゃいけない世の中なんて。

(A機)>…エルガイムでもイケそうですね。
(栄輝)>それ、MSと違うし。
posted by 多村えーてる at 18:10| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リックディアスのお腹

(栄輝)>リックディアスの腹の部分って、ヘビーメタルと同じでラバー製だと解釈しているんだがいかがか。
(A機)>いかがかと言われましても。デザイナーさんが同じ人だから?
(栄輝)>まぁ、そうなんだろうな。ところがどっこい、藤田デザインのハズのハイザックも、ラバー製であるかのようなデザインになっているのだよ。
(A機)>ふむむ、はっきりとは書いてないですが、それっぽいんですよねぇ。
(栄輝)>ヘビーメタルで永野護が提示した設定が業界に及ぼした影響は大きいってことかもな。
(A機)>ムーバブルフレーム(ムーバルフレーム)しかり、関節部のシリンダーしかり、全天モニタもフロッサーシートの流れを汲んでいるといえますよね。
(栄輝)>当時は、アニメ作品が相互に影響を受けあっていた時期ではあるんだがな。ボトムズのローラーダッシュもいろんな作品で似たような表現が取り入れられたりしていた。それだって元を辿ればドムのホバー走行なんだろうけど。
(A機)>アニメの表現として“作画ありき”で継承されていった、という面もありますね。谷口作画の回はATもSPTも機甲兵もクルックルッと回転したりして。
(栄輝)>そういう時代だった、と言えばそういうことになるな。いい面もあったが、わるいところも多々あったわけで、ゼータで言うなら、後半ベタなオーラ表現が横行したのは、まさに悪い例なんじゃないだろうか。オリジナリティも何もあったもんじゃない。あの表現だけは、劇場版ではやめてほしいところ。他の何が残ってもいいから、あれだけはやめてとめてやめてとめて。
(A機)>ところで、世間では模型雑誌の早売りがすでに出回っているようです。MGフリーダムガンダムだそうです。
(栄輝)>ふーん。そのへんは、まかせるわ。
(A機)>んないいかげんな。
posted by 多村えーてる at 15:49| 奈良 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | Ζ GUNDAM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月20日

2004年05月19日

MGリックディアス

(A機)>今日からぼつぼつ入荷しているみたいですよ。
(栄輝)>あわてるな、今日は仕事だ。
(A機)>おお、いつになく余裕の構え。
(栄輝)>今月は軍資金もカツカツだし、正直どうしようか迷っている。ネットの画像みてムラムラしてるけど…、とにかく今日は仕事だ。
(A機)>まー無理してストレス溜めてもいいことなんにもないですから。大丈夫ですよ、MGウィングガンダム ver.ka のときとは違って、余裕で買えますよきっと。
(栄輝)>俺もそう思ってるよ。でも買わない自由も俺にはあるんだ。あるはずなんだ。…まチト覚悟はしておけ。
(A機)>はいはい。

(栄輝)>せっかくだからゼータの映画化に向けて、ガンプラ展開がどうなるか予想してみるか。
(A機)>じつはΖガンダムに登場したモビルスーツって、それほどマスターグレード化されてないんですよね。あんなにたくさんあるのに。
(栄輝)>HGUCのほうもさほど違いはなかったりするな。
(A機)>あえてあげるなら、昨年のMGジオングの当て馬だったマラサイとジ・オですかねぇ。
(栄輝)>そのへんは手堅くいくんだろうな。俺もちょっと気になるし。ゼータのリファインバージョンが出てくる予感はあるけど、どっち方向に振っていけばいいのか、微妙ではあるな。
(A機)>MGですでに ver.ka と呼んでもいいアレンジになってますからねぇ。藤田版のテレビ設定に忠実にすればいいのかというと、そっちに振れば完全変形はちょっと考えられないですし。難しいですね。
(栄輝)>あと、なぜか人気あるらしいのがメッサーラとパラスアテネか。俺としてはこいつらはどうでもいいや。ガザCがHGUCで出たらおいしいと思うけど。
(A機)>サイコガンダムで何かやらかしそうな気もしますけど。
(栄輝)>正直、ガブスレイがきちんとガンプラ化されたら、俺はそれで十分だよ。我、ガブスレイのマスターグレード化を強く求める。
(A機)>はいはい。あとはアッシマーあたりかしら。今の技術ならHGUCでもばっちり変形させられそうですね。
(栄輝)>でもアッシマーをやるんだったら、1/100スケールの立体物がおがんでみたいかな。あとたとえば、バイアランの再評価なんてのも、ぜひみたいわけなんだが、その前にガブスレイだ。まずこいつを確実に商品化するんだ。しろっ、してくれっ、してくださいっ、おねがいします。
posted by 多村えーてる at 20:30| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月18日

GFF新作はF90とF91のコンパチダブルコンボ

(A機)>GUNDAM FIX FIGURATIONの新作、F90名義のほうはハリソン大尉のブルーにイエローのアクセントが入ったF91と、F91名義のほうはF90IIとのコンパチだそうです。
(栄輝)>ガセかもと思って黙っていたけど、マジだったんだなぁ。サイズが気になるな。
(A機)>あまり小さくはならないと思います。1/144のスケール表記は入ってたりしますけど、かなり適当ですし、最近のガンダム4号機や5号機はやや大きめだし。
(栄輝)>そうだな。無理に小さくする必要はないかもな。ハリソン大尉のF91は、微妙に白い部分が残っているのはコンパチの影響なんだろう。カラーリングのアクセントになっていると感じられるから、俺はイエスだね。
(A機)>F90はオプションの武装がキモですから、どこまでセットされるか気になるところですね。
(栄輝)>F90とF90IIで装備を変えてくる可能性もあるな。
(A機)>F90がA、D、S装備、F90IIがL、P、Vですか。
(栄輝)>だっけ。F90IIのほうは正直どうでもよくて覚えてないや。改造F90であるところのF90IIは、元デザインは胸まわりのメリハリがなくなってるのとか、間違ったF91みたいなフェイスがあまり好きじゃないんだ。カトキリファインでそのへんがどうなるか期待したいところかな。
(A機)>こうなるとF90IIIやクラスターガンダムにも期待したくなりますね? ガンダム7号機は間違いなく年末の大物アイテムですよ。
(栄輝)>どうだろう。しかしなんだな、サナリィMSとその設計データを盗用して作られたというアナハイムガンダムのコンパーチブル仕様って、設定遊びとしてはおもしろいといえばおもしろいんだけど、なかなか大胆な商品構成だな。
(A機)>もともとそういう意図で企画されたのがシルエットフォーミュラですから、ようやく狙いどおりの商品がリリースされる、という解釈もできます。
(栄輝)>前のアレックスとガンダム4号機の掛け合わせ、5号機と6号機のコンパチでファンは食傷気味かもしれないのに、さらにそれを推し進めた商品展開は、ちょっとした皮肉というか自虐的な嗜好もうかがえるな。誰の?ガンオタの?バンダイの?
(A機)>ペズンドワッジ紫とリックドム、ペズンドワッジ赤とシャア専用リックドムのコンパチの方はどうですか。
(栄輝)>ペズンドワッジってつくづく武装した坊さんというか弁慶さんなんだなぁ、と。ドライセンもそんな感じだったけど。
(A機)>おや、クールな反応ですね。こっちはスルーですか。
(栄輝)>部屋が狭いからね。しかし、まだわからんよ。

追記:
(A機)>すいません、あとで確認したらP(プランジ)タイプとV(ヴェスバータイプ)はF90のほうでした。F90IIの装備はL(ロングレンジ)タイプだけのようですね。
(栄輝)>それ以前に、F90ってアナハイムガンダムじゃねーじゃねーか。サナリィ製だよ。根本的に間違ってるよ。
(A機)>おや、…本当ですね。サナリィ製です。ああ、コンペで勝った負けたしたって奴ですね。負けたのが例の…なんでしたっけ、どっちかというとゼントラーディ軍の兵器みたいな奴ですね。
(栄輝)>だからこの時期のガンダムはイヤなんだよ。
(A機)>ちなみにF90IIIとクラスターガンダムは同じ機体のことですね。これもサナリィ製です。クラスターガンダムと対になるアナハイムガンダムはRX-99ネオガンダムという認識であってますか?
(栄輝)>知らんわそんなもん。F91に対抗したアナハイムガンダムはRXF91って奴か。どうもこいつとF90の設定がごっちゃになっていたようだな。シルエットフォーミュラとF90は別物、と覚えるのが大事。
(A機)>ははー。ところでF90IIの装備としては、ガンプラ化されているLタイプよりもI(インターセプト)タイプのほうがおいしいかもしれませんね。
(栄輝)>あーあのサーフボード持ったガンダムな。せいぜいアムドライバーに対抗してボーダタック決めてくれや。
(A機)>あのサーフボードみたいな装備はあくまで移動用で、武器は手に持ったビームランス(ですかねこれは?)のほうなんですが…。なんだか、ちかごろなげやりになってません?
(栄輝)>ガンオタの業は深いのだよ。毒を喰らわばなんとやらと言うが、このへんは毒そのものだよ。まったく、服毒死もできないのかガンオタって奴は。
(A機)>たぶん考えすぎ。
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2004年05月17日

おしぼりの人

(A機)>しびさんのところで、この日この日の写真にさりげなく写っている人形、気になるんですけど。
(栄輝)>あーあれ、おしぼりの人な。むかしよく作ったなぁ。おしぼりをクルクルっと巻いて、袋をヒモがわりにして首しめたらできあがり。
(A機)>首絞めたらって、物騒だなぁ。
(栄輝)>ちょっとマフラーっぽくしてみたり、固めに巻いて自立させてみたりすると楽しいぞ。
(A機)>お店の人があとでびっくりするんじゃないですか。
(栄輝)>学生時代はグループで喫茶店にいくこと多かったから、大量生産したものだよ。紙ナプキンのはともかく、布おしぼりの場合は、あとでおしぼり業者の人に戻すことになってるんだよな。
(A機)>だめじゃん。
(栄輝)>いや知らないけど。最近はおしぼり出してくれるような店に入ることもあんまりなくて、ちょっと寂しいな。おしぼりの人は、そこに材料があると自然に作ってしまうのはなぜだろうね。きっとDNAレベルの仕業だな。割り箸の袋を編み込むのとか。おそるべし利己的な遺伝子。
(A機)>いや違うでしょう。
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2004年05月16日

復活のジャミネーター

ジャミネーターとWLG

ジャミネーターも復活させてみた。サイズはごらんのとおり、ジャミネーターは普通のエレキギターに近いサイズをしているが(というほど大きくはないか)、WLGはウクレレのように小さい。

ほぼ十年近く封印したままだったんだけど、キチンと動いてくれた。インダストリアルデザインっぽいというか、何かのプロトタイプのようなデザインがイカス。箱にスティーブキャプスをはじめとする開発者が顔写真入りで紹介されていたりして、オモチャっぽいけど本気の商品だってことがヒシヒシと伝わってくる。

ジャミネーターの音はとっても電子音なんだけど、たとえばあるフレットにプリセットされているメロディがコード進行にあわせて自動的に変調されていくので、適当にやっているだけでもなんとなく音楽になるのがおもしろい。このノリノリ感はなんともいえない楽しさ。あー、やっぱジャミネーターはいいなぁ。

We Love Guitar とはまた違った演奏感覚。WLGはギターの弾き語りをアシストする傾向が強く、ジャミネーターは音楽をジェネレートする傾向が強い。反対にボーカルを乗せるのは難しいだろう。でも、どっちもサイコー。音楽サイコー。
posted by 多村えーてる at 21:41| 奈良 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

WLG(We Love Guitar)ブルーサンバースト

WLG 「We Love Guitar」

ビックカメラでも売っていたので、たまっていたポイントをあてがってサクッと購入。

実際に弾いてみると、なんだかとってもギターの練習をしている感じ。デモ演奏ではにぎやかな音楽が鳴るんだけど、マニュアルで弾くときはポロロ〜ン、ボロロ〜ンって感じて、こう、わびしさが漂う旋律なのだ(笑)。しかし、それがかえってギターを練習しているリアリズムを感じさせてくれる。
さほど凝った演奏はできないんだけど、音楽にあわせるようにつま弾いていると、地味なんだけど、なんともいえない「楽器を演奏している」という悦びが感じられる不思議不思議。こいつには弾き語りがよく似合う。

思いのほか楽しいと感じるか、あるいは期待はずれと感じるか、人によって極端に反応が分かれる楽器だと思う。若い頃にフォークギターを練習したことがあるけど、コードの運指おぼえるの面倒だし、今となっては右手も指がついてこないと思われる三〇歳以上の人、みたいな。まぁ、ストライクゾーンでしたぼくの場合は。
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2004年05月14日

どうなのよWLG(WE LOVE GUITAR)

タカラの「We Love Guitar」がずっと気になる三〇代。でも、ネットでもあまり評判になってないみたいだし、梅田のヨドバシカメラもひっそりと数箱置いてあるだけだったりして、これって、まったく話題になってない?

GAME Watchの「We Love Guitar」レポート

こちらの記事を読んで、そういえばピープルの「持ったときから、弾ける、唄える。」っていうのは前にチェックしてたんだけど、現物はみたことなかったなぁと思い出した。なんと、こちらのほうが高額商品なのね。

ROMカートリッジを交換して対応曲が増やせたり、スペック的にはこちらのほうが上なのかぁ。強いてあげるなら、ちょっとお安い価格と、ウクレレのようなコンパクトなサイズとデザインがWLGの魅力かな。
posted by 多村えーてる at 19:33| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

晴耕雨読

(栄輝)>ホビーショーが開催されて、そっち方面で盛り上がっている方面もある方面なんだが。
(A機)>なんですか、ノリがよろしくないですね。
(栄輝)>いそがしいとか、ヒマだとか、そういうのとは違ってな。これが五月病って奴かな(ふっ)。
(A機)>年がら年中そんなこと言ってませんかひょっとして。
(栄輝)>んなこたねーだろう。目が開いている時は開いているさ。
(A機)>どっちにせよ今は開いていないのですね。
(栄輝)>なんか詰まってるかもな。昨日の雨で何度も濡れ鼠になっては乾かし、濡れ鼠になっては乾かし。雨はキライ。湿気はキライ。キライキライ、大キライ。
(A機)>でも好きになることもできる。…って、エヴァごっこやらないといけないくらい追いつめられているのかこの人は。
(栄輝)>いや、それほどでもない。
(A機)>ぶー。
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2004年05月13日

ふたりは鉄人

(栄輝)>いっそ鉄人を白く塗ってしまうというのはどうだろう。
(A機)>なんでも白黒つけなきゃいけない世の中なんて。


(A機)>…先日のバルキリーで代用してみてはどうでしょう?
(栄輝)>おい。
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神林長平『膚の下』読書中につき

膚の下
[Amazon] [bk1]

1ページ読み進むごとに「劇的である」と感じる。

全体700ページ弱のうちようやく220ページまで辿り着いた。毎日の通勤電車で読むのが日課なので、サクサクと読み進められないのがなんとももどかしい。

最初、この物語は「悲劇」が描かれるのかと思った。慧滋軍曹と間明少佐の気持ちのすれ違いに衝撃を受けた。しかし、慧滋がその気持ち(憎しみ・嫌悪)を高める前に、間明少佐は退場を余儀なくされる。再登場があるのか気になるが、慧滋の記憶と経験の中に間明少佐が確実に存在していて、慧滋は思考を巡らせるたびに間明少佐の真意を理解していく。だから間明はそこにはいなくても、たしかにいる。

間明と慧滋は擬似的な親子の関係を思わせるが、物語はそこに逃げない。むしろ、親子のような関係ではない、と否定するのだ。しかしそこに、親子の関係について思いを馳せることは可能だろう。上司と部下であったり、教師と生徒であったり、目上の世代と若い世代であったり。

ブ厚く重い本書は、持ち歩くのにも不便で、限られたカバンの中を占有する。「テキストデータで販売してくれないかな」と思うことしばし。こちらとしては PEG-TH55 で読むことにはとりたてて抵抗感はないのだ。シグマブックよりもはるかに嵩張って重量のある本は、世の中にはたくさんある。津野海太郎氏は、ブ厚い本はその日に読む分だけ破いて持ち歩いたというが、それはそれでどうかと思う。が、この物理的な質量を抱えて暮らすということも、今はこの本を読むという体験の一部であることは間違いないので、そのこと込みで受け止めていくしかない。これは、テキストデータを Pook で読む行為はヴァーチャルなものであると言っているわけではない。この本はそういう属性も備えているということを述べているにすぎない(と、神林調に書いてみる)。

「膚の下」を検索キーにやってくる人がけっこういる。どうやらネットでこの作品のことを取り上げているところが他にあまりないようだ。なんともったいない。
posted by 多村えーてる at 14:51| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイムスリップグリコ 鉄人28号編

タイムスリップグリコ鉄人28号編

(A機)>アクションフィギュアタイプの鉄人とブラックオックスっす。
(栄輝)>正直、小物フィギュアもそろそろ縮小していこうと思っているんだが、まぁ、はずみというものだ。それにしても山口可動さすがだな。
(A機)>軸のひねり方向もそうですが、左右の足の可動軸は対称でなくてもいいんだ、という点にこの人の発明があるんじゃないかと前々から思っていました。
(栄輝)>足首の軸は、前後ではなく左右に曲がったほうがカッコイイポーズがとれるというあたり、まさにコロンブスの卵。そのかわり、この人は何をつくっても大張風デフォルメになってしまうのが玉に瑕か。
(A機)>しかしながら、フェイイェンみたいな青天の霹靂もあるわけで。
(栄輝)>それはともかく、山口可動フィギュアのおかげでヴィネットのほうがかすんでしまっているけど、榎木ともひでやっぱスゲーわ。
(A機)>ネタが鉄人28号ということで、反射的にパスしようとする人もいると思いますが、この造型は一見の価値アリですよ。
(栄輝)>ホビーロビーでディスプレイしてあるのをながめるんじゃなくて、こまごまとしたパーツを自分で差し込んでいく瞬間になんともいえない面白味を感じることができる…と思っているんだけどどうかな。まぁ、みかけたら試しに買ってみるといい。グリコもうまいし。モデルグラフィックスでカラーリング担当者がクローズアップされていたけど、この大胆きわまりない着色はたしかにあきれかえるね。それもさることながら、今回、ツヤの調整が絶妙なんだよな。鉄人のツヤがありながらもスチール感を感じさせるメタリック塗装やブラックオックスのグロス塗装もさることながら、感心したのはヴィネットの包帯鉄人の「正太郎ミサイル」の外装部分。このツヤ消し具合はマジでほれた。
posted by 多村えーてる at 14:09| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(2) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月12日

さよなら岡崎律子さん(メロキュア)

彼女の名前を意識するようになったのは『プリンセスチュチュ』のオープニングを聴いてからのことだったから、ずいぶんと遅咲きのファンだったことになる。同じ頃『愛しいかけら』を聴いてファンになったメロキュアの一人が彼女だったと分かったのも少しあとのことだった。アニソン業界では10年以上のキャリアを持っていたらしい。作品リストをみれば、ああ、あの曲も彼女が手掛けていたのかと。

突然の知らせだった。もっとあなたの曲に耳を傾けていたかった。

読売新聞
asahi.com
スポーツ報知
デーリー東北新聞

まるで、吹き飛んだJFKの頭のかけらをかき集めようとする彼の妻のように、ネットの訃報をかきあつめる。

岡崎律子名義の新譜が予定されていたが、中止か延期かわからないが、6月23日の発売予定はペンディングになっているようだ。
発売を希望するたのみこむのページ

どうか安らかに。
posted by 多村えーてる at 11:40| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | MUSIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月11日

劇場版「機動戦士Ζガンダム/星を継ぐ者」

http://www.z-gundam.net/

全三部作。
2005年公開。
第2部以降のリリース形態は未定らしい。
1/3程度が新作画の再編集。

いろんな意見が飛び交っているが、粛々と受け止めて、事の成り行きを見守りますよ。

とりあえずVガンダムのビデオ救出を夏までに完了させて、その次はゼータガンダムを救出することにしようと思う次第。小説版は一昨年ぐらいに読み返しているけど、どうしたものか。

その時に気が付いたことをメモしておこう。
●3体のガンダムMk-IIは試験機としてそれぞれ独自の改良が施されており、バルカン射撃試験機(ジェリド機?)は、首周りが強化されていた。
●ジャミトフ・ハイマンとメラニー・ヒュー・カーマインカーバインは学生時代からの知り合いでありライバル関係。二人の確執がゼータガンダムの物語のバックボーンになっている。
●ジャミトフは人類は何者かがコントロールしていかないと地球を潰すだろうと考えていた。地球環境の保護こそが主な目的?
●カミーユの屈折は、両親が「親をやってくれなかった」ことであり、その両親が目の前で殺されてしまったことで、永遠に叶わなくなってしまったことによる。ゼータガンダムの物語は、カミーユが親無し子になったことの代償を探し求めた物語であったといえる(克己することなく代償に走ったことが彼の弱さだ)。だからクライマックスで、ロザミア・バダムはカミーユの母親になろうとした。
posted by 多村えーてる at 17:15| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | Ζ GUNDAM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すべての発明家は逮捕される

拳銃を発明した人も逮捕するべきだね。
ダイナマイトを発明したノーベルも逮捕したら?
土の下から掘り起こして、その亡骸をしばりくびにでもすればいい。

広辞苑で誰かを殴って傷害事件になったケースがあるか調べてみるべきだね。
広辞苑を出した岩波書店も執筆者もみんなまとめて逮捕すればいい。

追記:
その後、開発者の素行には大いに問題があったと知らされる。
だがしかし、このままでは開発者の逮捕はスケープゴートでしかない。
そういう手段でしかヒトの悪行を絶つことができないとしたら、
あまりにもかなしいではないか。これは豊かな文化のあり方ではない。
posted by 多村えーてる at 11:58| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月10日

さべあのま『ライトブルーペイジ』

さべあのま『ライトブルーペイジ』
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あの黄色い表紙の本に出会わなかったら、自分の十代はちょっと違ったニオイをしていたかもしれないと思うことがあるんだけど、本当にそうだったかは今となってはわからない。
あの黄色い表紙の本を大切に読んでいたら、高校で出会った先輩が「ぺけ」やら「コミックアゲイン」やらを愛読していて、それらをきちんと保管していたことを知る。この人にとってもそうなんだなと分かって、ウレシイ気持ちと、ほんのわずかに敵愾心。叙情的な感性は、彼の方が圧倒的に磨きがかかっていたから、彼から盗めるものなら盗みつくそうと、彼に惹かれ、彼を追いかけたこともあった。

あとがきに、収録予定されていた「ピリオド風」が収録できなくなったと書かれていた。黄色い表紙の『ライトブルーペイジ』を確認してみる。なるほど、原因は「G」ですか。ああ、この作品が入らないなんてちょっともったいないなと思う。そのかわり、同人誌時代の作品を読むことができたのでよしとする。

さべあのま全集もこれで完結。彼女のあとがき解説を読んでも、気持ちよく過去を振り返り、気持ちよくアーカイブされた印象。

最近の彼女の活動は、オフィシャルサイトでうかがうことができる。

昨年刊行された『こぐまんが』に載っているのが、最新の“漫画”ということで、こちらもチェックされたし。
posted by 多村えーてる at 17:36| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「こぐまんが2」が進行中

http://www.koguma.info/kogumanga/

MakionLogによると、「こぐまんが2」が企画進行中の様子。青木俊直ファンでさべあのまファンでまつむらまきおファンは気になるお年頃です。
posted by 多村えーてる at 17:18| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月08日

メカセレ6のプロヴィデンスガンダム

プロヴィデンスガンダム

(A機)>えーと、メカセレクション6のプロヴィデンスガンダムっすね。いまごろですが。
(栄輝)>つや消しクリア吹いて、フレームっぽいところだけガンダムカラーのメカグレー塗って、コピックでシャドウ入れてみた。
(A機)>いまどきのお手軽フィニッシュというか、完成品フィギュアにリタッチってやつですか。
(栄輝)>塗装するとか、スミ入れするといった、いわゆるフィニッシュのパートに関してはここ数年まったくやれてなかったから、そこだけ手をつけたってことで。それにしても、このおめでたいデザインは、ほんとうにすさまじいな。大河原大先生はまったくいい仕事をなさる。なんというか、好きとか嫌いとかそういう判断基準を超えてイカス。イカス。
(A機)>さしずめ、べらぼうなガンダム、なんですね。
(栄輝)>うん、そんな感じ。ガンダムで言えばビグロとかビグザムとか、イデオンの両肩とか、ウォーカーギャリアとか。
(A機)>わかるようなわからないような、わかりますけど。
posted by 多村えーてる at 23:33| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月07日

天満橋のジュンク堂・その後

松坂屋クローズド後のリスタート。さっそく様子見にでかけてきました。いつも使っていた地上階の入り口はシャッターが降りていて焦りましたが、横にある地下中1階の入り口から入ることが出来ました。地下中1階と1階のあいだだけエスカレータが動いていて、そこからはエレベータで7階へ。

いつもよりほんの少しお客さんが少ないような。でもそれなりに入っていました。ところどころ棚がぽっかり空いているので、「すわ、やっぱり移転準備してるんとちゃうんか?」と慌てたりもしましたが、どうやらフロアのレイアウトを変更中の様子。単にリフレッシュのためなのか、売り場縮小/拡張のためなのかは分からず。
posted by 多村えーてる at 16:45| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月06日

WLG(WE LOVE GUITAR)

http://www.takaratoys.co.jp/wlg/index.html

ジャミネータ者としては気になるわけで。
十代の頃バイオリンをやっていたけどギターはひけるようにならなかった。二十歳すぎのころ、ギターにノっているようなジェスチャーをしていたら、女の子に「ギター弾いてない人ってすぐわかるよね」って言われてショックだった。ジャミネータを買ったのは、そういう幼稚なトラウマのせいだろうか。否、Newton の開発の合間にこんなもんを作ってしまうスティーブ・キャップスがかっちょええと思っていたからだ。ジャミネータ同士の接続に Macintosh Plus のケーブルを使ってしまう彼がイカスと思っていたからだ。

ジャミネータがらみで検索してみつけた服部宗弘氏のページだだだっっ。去年の暮れから更新とまっているみたいでちょっと寂しい。デンシボンオアダイはこの人が時代錯誤なまでにオアダイオアダイ言ってたのでそのままいただいた。時代錯誤万歳。

そういえばこの休みに部屋の掃除をしていたら、ジャミネータのROMカートリッジを発掘。楽器って奴はたまには弾いてやらないと死んでしまう。次の週末には家族の前で演奏会やるか(笑)
posted by 多村えーてる at 13:07| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月04日

黄金週間

(A機)>見事なくらいにのんびりしてますね。
(栄輝)>出掛ける予定ないし、まるで金もないし。息子とビデオみてだらだらと。クレヨンしんちゃんの初期劇場作品とか。
(A機)>すんません、「雲黒斎の野望」録画失敗しました。
(栄輝)>なんだってー! 無敵のRD−XS40でなんで失敗するんだよー。
(A機)>いやそれが、録画中にフリーズしちゃって。でも、その原因は裏で録画しているのにアレコレとヘンな操作をしていたから。
(栄輝)>そんなこと言われても、録画しっぱなしのがたまってたんだから仕方ないがな。
(A機)>うちのRDは、けっこう調子よかっただけに、びっくりしましたね。
(栄輝)>ちょっとためすぎてたからそのせいもあるかもな。というわけで「火の鳥」の黎明編をまとめて見た。
(A機)>どうでした? 高橋監督の最新作。
(栄輝)>んん〜、ダメだこりゃ。原作のよかったところがことごとくスポイルされてるよ。
(A機)>あらま、そうなんですか。
(栄輝)>杉野作画もさ、ヘンにリアルタッチにふってあるせいで、ウズメの化粧の秘密あたりがさ…、化粧おとしてもキッつい顔つきでさぁ。
(A機)>ちょっと分かりにくい演出をしているような雰囲気ありましたね。「黎明編」はまだテイストが原作に近かったけど、「復活編」は原作とはかなり雰囲気が違っていて、期待できそうですね。
(栄輝)>とりあえず付き合ってみるけど。それと、「ガンスリンガー・ガール」を1話から最終話までイッキに。
(A機)>それはまたハードなことを。
(栄輝)>けっこうすっきりまとまっていて、原作の持ち味をよく描けていたと思うよ。まとめて見たから、そんな印象だったのかもしれないけど。1話ずつ見てたら、ちょっと我慢できなかったかも。
(A機)>連載まだ続いてますけど、どう転んでも救いのない設定ですもんねぇ。
(栄輝)>うん、この組織の連中は全員ロクな死に方しないだろうなとか思いながら見てたよ。あと、作者も罪深いというか、限度をほんの少し超えたところで病んでるくせに、ぎりぎりの一線で踏みとどまっているのがいやったらしいたらありゃしない。ともあれ、「ヘンダーランドの大冒険」がきちんと録画できたのでよしとする。明日の「暗黒タマタマ…」もくれぐれも失敗しないように。
(A機)>らじゃ。
posted by 多村えーてる at 21:49| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | DIARY | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年05月01日

的場健/金子隆一『まっすぐ天へ』第1巻

まっすぐ天へ
[Amazon] [bk1]

軌道エレベータというちょっと毛色の変わったテクノロジーを、デブリ問題の解決手法と結びつけてしまったところがじつに面白い。
スペースデブリを扱った作品といえば、『プラネテス』がすっかり有名になってしまったが、『第六大陸』あたりでもなかなか斬新な手法が紹介されていた。巨大なスチールウール状の球体でデブリを捕獲するという方法だった。

小川一水『第六大陸』

第六大陸
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また、軌道エレベータというと人によってはいろいろだが、個人的には「宇宙空母ブルーノア」なんてのを思い出してしまったのが情けなかったり。「超時空世紀オーガス」も軌道エレベータが出てきたように記憶しているのだが、ちょっと自信がない。

「日本国内で宇宙にイチバン近い場所」の組織の中にも、たいして宇宙に情熱を感じていない奴(理系の「あがり」としては最高だから云々)、ひょんなことから人前に立つことになった主人公が「売名行為のスタンドプレー」と罵られたりと、とっても日本的なぬるま湯っぷりが主人公の障壁になるあたりが、じつにやるせない。人が一生懸命書いた企画書をゴミ箱に捨てるんじゃないよまったく(;´д⊂ 
posted by 多村えーてる at 08:46| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする