2006年07月27日
HCM-Pro29 サザビー
(A機)>大きいです。渋い赤色です。
(栄輝)>ヒジ・ヒザの可動がすごいな。あと頭部コクピットまわりの展開ギミックとか、何ともいえないこだわりを感じるな。
(A機)>ちょっぴり細身なのはマスターグレードのカトキさんリファインを意識してるんでしょうか。
(栄輝)>フトモモのラインが、膝関節の手前で盛り上がってるところなんか、たしかカトキ画稿でそうなってたような気がするからたぶんそうなんだろうな。ただまぁ、サザビーはリックディアスなんかと同じで、スレンダーな本体にいろんな装飾と末端肥大症的な手足、というバランスが基本なんだと思う。肩のパーツとかスカートのあたりとか、そういうボリュームのあるパーツがくっついていってボンッとしたボリューム感をだしているというか。
(A機)>世間ではもうちょっとむっちりもっちりしたイメージでとらえられているようですけど?
(栄輝)>どちらかというと、間接の位置が素直すぎてどっしりした雰囲気が出てないような気がするなぁ。各パーツの太さの問題じゃないと思うんだよ。素で立たたせているとなんだかパッとしないのは、そういうことだろ。いじっていると気にならなくなる。
(A機)>そんなもんですかねぇ。ところで、あんまりアフィリエイトな話はされないみたいですけど、高額商品だからか、Amazonではコレだけ32%オフなんですね。
(栄輝)>あーほんとだな。つーかAmazonがどうのこうのはいちいち言わないでよろしい。そのために商品画像だって値引きのパーセント表記はぶいてるんだから。
HCM-Pro29 サザビー [Amazon]
2006年07月24日
1/72 ゼーガペイン アルティール
(栄輝)>なによりも本編が気に入って買ったプラモデルって久しぶりかもしれない。
(A機)>そうですか? 毎回作品に思い入れして買ってると思ってましたけど。
(栄輝)>じゃ、商品仕様やデザインにもかかわらず、と付け足しておく。いやべつに、ゼーガのデザインがダサいとか、商品の出来がよくないなんて言ってないよ。ただ個人的に蓄光樹脂とか発光ギミックに特別思い入れがないってだけで。
(A機)>装甲にあたる部分や武装が透明パーツなところなんて、ミクロマンに通じるものがあって、むしろ好きだと思っていましたけど?
(栄輝)>うん、そのへんがどうとか言うつもりはなくてさ、むしろとにかく『ゼーガペイン』という作品が気になるんで、そのアイテムとして買ってしまった、組んでしまった、というモチベーションがさ、自分では珍しい気がするんだよね。
(A機)>そういえば『絢爛舞踏祭』の希望号あたりも、買ってもおかしくないのに買わなかったですね。
(栄輝)>あれは色塗ってキチンと作ってなんぼのキットだっただろ? 今の俺のプラモ作成能力だと、仮組みだけしてしまっておくしかない(ハセガワのバルキリーのような)切ないキットだったんだよ。罪プラしたくなかったので、見送らざるを得なかったんだよな。これ言ったらおしまいかもしれないけど、HCMProあたりで出ないかな希望号。
(A機)>たしかにモデラー魂は完全に揮発しちゃってる発言かもしれませんね。
(栄輝)>アルティールについては、割り切ってサクっと組んで、シール貼って完成、みたいな気分でいたし、そういう仕様のキットだから手が出しやすかったのかも。
1/72 ゼーガペイン アルティール [Amazon]
2006年07月18日
超合金魂ウォーカーギャリア
(栄輝)>ザブングルが売れたから、発売されるのは約束されていたとは思うが、いよいよか。
(A機)>やっぱりというかなんというか、ドランタイプのキットが付属するらしいですね。
(栄輝)>同じキット化されなかったアイテムでも、個人的にはレッグとブランのセットのほうがトラウマ解消になったんだけど、世間ではドランのほうが注目集めるらしいんで仕方ないわなぁ。
(A機)>よく見ると、わが家にはウォーカーギャリアの立体物ってまったくないんですね。
(栄輝)>旧キットを持っていたはずなんだが、もう残ってないかもな。ハイコンプリートモデルには手を出す気分じゃなかったし、決定版と呼べる立体物がなかったんだから仕方ない。
(A機)>ザブングルの時はあの変形をどうクリアするかといった課題があったわけですけど、ギャリアはその点ハードルが高くないから、けっこう可動範囲なども期待できそうですね。
(栄輝)>どうかな。ギャリアっていうのは、湖川さんの設定画のどっしりしたプロポーションがどこまで再現できるかがキモだからなぁ。あれって、20メートル級のロボットの巨大感を出すために、パースのきいた画稿になってるんだよね。カトキ立ちとはまったく違った二次元のウソも含まれてる。あの迫力を三次元に落とし込むには、それなりに魂込めて開発する必要があると思うんだよ。どこまで追いつけるかな。
(A機)>はぁ、例によって難しいんですねぇ。
(栄輝)>ともあれ、ヘンな新解釈は入れないでくれるといいんだけど。あと、ザブングルにはブラッカリィタイプも付いてきたけど、同スケールのホバギーがついていたのもポイントだったと思うのよ。レッグタイプもこっそり付けてくれるとうれしいな。
(A機)>この商品にビリン・ナダはついてきません。
(栄輝)>ええー。
超合金魂 GX-35 ウォーカーギャリア[Amazon]
超合金魂 GX-28戦闘メカ ザブングル[Amazon]
(A機)>やっぱりというかなんというか、ドランタイプのキットが付属するらしいですね。
(栄輝)>同じキット化されなかったアイテムでも、個人的にはレッグとブランのセットのほうがトラウマ解消になったんだけど、世間ではドランのほうが注目集めるらしいんで仕方ないわなぁ。
(A機)>よく見ると、わが家にはウォーカーギャリアの立体物ってまったくないんですね。
(栄輝)>旧キットを持っていたはずなんだが、もう残ってないかもな。ハイコンプリートモデルには手を出す気分じゃなかったし、決定版と呼べる立体物がなかったんだから仕方ない。
(A機)>ザブングルの時はあの変形をどうクリアするかといった課題があったわけですけど、ギャリアはその点ハードルが高くないから、けっこう可動範囲なども期待できそうですね。
(栄輝)>どうかな。ギャリアっていうのは、湖川さんの設定画のどっしりしたプロポーションがどこまで再現できるかがキモだからなぁ。あれって、20メートル級のロボットの巨大感を出すために、パースのきいた画稿になってるんだよね。カトキ立ちとはまったく違った二次元のウソも含まれてる。あの迫力を三次元に落とし込むには、それなりに魂込めて開発する必要があると思うんだよ。どこまで追いつけるかな。
(A機)>はぁ、例によって難しいんですねぇ。
(栄輝)>ともあれ、ヘンな新解釈は入れないでくれるといいんだけど。あと、ザブングルにはブラッカリィタイプも付いてきたけど、同スケールのホバギーがついていたのもポイントだったと思うのよ。レッグタイプもこっそり付けてくれるとうれしいな。
(A機)>この商品にビリン・ナダはついてきません。
(栄輝)>ええー。
超合金魂 GX-35 ウォーカーギャリア[Amazon]
超合金魂 GX-28戦闘メカ ザブングル[Amazon]
2006年07月17日
リボルテックNo.007キングゲイナー
(A機)>うわ、なんかかっこいいです。
(栄輝)>ドレッドヘアーをブワーッとなびかせると、加速度みたいなものまで感じられるからイカス。
(A機)>オーバーマンとリボルテック&山口造型の相性ってよさそうですね。もっといろいろ出ないかなぁ。
(栄輝)>はったりのきいたポーズだったら、ゴレームあたりがばっちりよさそうだよな。後半のオーバーマンはどっちかというとブラブラしてたりひざ抱えてたりするばっかりで、こんなかっこいいポーズはあんまりとらないんだけど。
リボルテック No.7 キングゲイナー[Amazon]
2006年07月05日
猪俣謙次・加藤智『ガンプラ開発真話〜そして市場勢力図は塗り替えられた』
ガンプラのサクセスストーリー本といえば過去にもいろいろ出ていますが、この『ガンプラ開発真話』はその黎明期からガンプラの開発・販売に携わってきた加藤智氏が自ら当時のことを綴った貴重な一冊。門前払いを続ける創通エージェンシー(ガンダムの商品化権を管理している)に日参して、ついにプラモ化権を獲得するくだりなどは、まさにプロジェクトXを見る思いだ。また、爆発的なガンプラブームの中で身を粉にしてガンプラを製造し続けた現場の人たちの姿にもスポットをあてているところなど、他に類を見ない貴重な内容となっている。
読んでいて、当時のことをいろいろ思い出した。そういえば「プラモ化権獲得!」ってアニメ雑誌などでも高らかに宣言していたな、とか、1/144スケールって初めて聞くサイズだったな、といった「ガンプラ事始め」から、ブームが加熱していく中で自分も西武百貨店の行列に加わったこと、ともだちと集まって工作大会やったこと、「ガンダムのプラモデル買ってきたよ」と母親がドグ・マックのプラモデルを買ってきてくれたこと、レジンを買って波打ち際のズゴックを作ったこと…。その後つかずはなれず付き合ってきたガンプラを巡る出来事の数々。そして、それは現在も進行形なのだ。
加藤氏の本文にも熱いものを感じたが、特別寄稿として掲載された柿沼氏の原稿にはさらにハートを刺激された。自分をカタチ作ってきたそれまでの慣習と新しい潮流との狭間で悩み、苦しみ、そして乗り越えてきた氏の半生に胸をうたれた。
少し長いけれど、ここにその一部を引用する。
[Amazon] [bk1]
読んでいて、当時のことをいろいろ思い出した。そういえば「プラモ化権獲得!」ってアニメ雑誌などでも高らかに宣言していたな、とか、1/144スケールって初めて聞くサイズだったな、といった「ガンプラ事始め」から、ブームが加熱していく中で自分も西武百貨店の行列に加わったこと、ともだちと集まって工作大会やったこと、「ガンダムのプラモデル買ってきたよ」と母親がドグ・マックのプラモデルを買ってきてくれたこと、レジンを買って波打ち際のズゴックを作ったこと…。その後つかずはなれず付き合ってきたガンプラを巡る出来事の数々。そして、それは現在も進行形なのだ。
加藤氏の本文にも熱いものを感じたが、特別寄稿として掲載された柿沼氏の原稿にはさらにハートを刺激された。自分をカタチ作ってきたそれまでの慣習と新しい潮流との狭間で悩み、苦しみ、そして乗り越えてきた氏の半生に胸をうたれた。
少し長いけれど、ここにその一部を引用する。
柿沼秀樹「特別寄稿:『HOW TO BUILD GUNDAM』への道」より1/144ガンダムの金型を使ったペッパーショップの古賀学氏の装丁による表紙デザインもたいへん美しい。
当時私が考えたことは、いま若い造形作家たちが事もなげにやってのけている。模型のおもしろさや模型雑誌の意義は、ただ実物の縮尺コピーを目指すことや、実物との差異の指摘だけではなく、自分なりにイメージを描き、そのイメージに、どうアプローチすれば到達できるのか、どういう方法で完成させれば納得のいく結果が得られるのか、という姿勢やその方法を探求することにこそあるのだ。特にガンダムにおいては、どこにも実在しないその対象物を、どう夢想、イメージすべきなのか、その指針を読者やユーザーに提供するところから始めなくてはいけない。「モビルスーツは平気だから陸戦時には迷彩塗装されているはずだ」だけではもう古い。その工程が複雑すぎるためにアニメ本編には導入できないくらいの未来の戦術、戦法、機能が、模型としてのモビルスーツたちには備わっていて欲しい。
機体に書かれているべき文字や識別章は、友軍のリーダーでしか読み取れないようなマーキング方式を取っているかもしれないし、またくらい宇宙空間での編隊構成時には自らの機体を照らす照明だって必要かもしれない。侵攻中に機種の特定を阻むため、別の機種の装甲を纏って敵を欺瞞するという戦法だってあるかもしれない。
「HOW TO BUILD GUNDAM」を読み、『ガンプラ』を作って育ったモデラーたちもいまやすでに中年だろう。いまなら読者の低年齢化を危惧することなく新しい「HOW TO BUILD GUNDAM」を編集できるかもしれない。もちろん彼らを奮起させるような新しい挑発を込めて。
[Amazon] [bk1]