2006年08月31日

GUNDAM FIX FIGURATION #0031 クロスボーンガンダムX-3

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(A機)>奇しくも現在進行形の宇宙世紀ガンダムです。なんて書くと強力な反発をくらったりするから注意が必要なややこしいガンダム?
(栄輝)>とはいえ、9月にはVer.kaブランドでキットも発売されるわけで、クロスボーンガンダムにスポットライトがあたっているのは事実ではある。個人的には大歓迎だし。新連載で主役機のX−1改・改とコンパチにでもしなければ、いまになってX−3がリリースされるのは難しかっただろうしね。
(A機)>X−3って胸のドクロの目玉の部分がバルカンになったはずなんですけど、GFFではそこはなかったことになってるようですね。
(栄輝)>同じ胸ドクロでも、スカルハート(X−1改・改)との大きな違いだったはずなんだけどね。連載でも胸部をX−3に換装して「戦力的にはアップしている」って言ってるわけだし。もっとも、個人的にはドクロの目から銃身がのぞいていたのは、デザイン的に気持ち悪いと思っていたので、なくなってくれてもちっとも気にならない部分だったりして。それと今回、スクリュー・ウィッブが再現されたけど、かつてGFFでX−1が出たときにこれが装備されていなかったのは、この装備がX−1改で初めて取り付けられた装備だったから、と好意的に受け止めるべきなんだろうか。たぶんそうなんだろうな。
(A機)>なんかややこしいですねぇ。パッケージ裏のカトキ氏の解説も、それぞれの機体の早分かり解説で済ませていたりして、なんだかなぁ。
(栄輝)>まだ本編に登場していないから、フルクロスがどういう使われ方をするのかもはっきりしないけど、表面は濃紺で裏面が鮮やかな赤色っていのは、ちょっとした番長スタイルだな。
(A機)>『トップをねらえ2!』のバスターマシン・ディスヌフの影響もあったりして。
(栄輝)>まったくないとは言えないだろうけど、ガンダムデザインの系譜としては、マスターガンダムやガンダムデスサイズあたりのマントの意匠を持った装甲の最新型、ということになるね。

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posted by 多村えーてる at 14:43| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

富野由悠季『リーンの翼』

総監督のインタビュー以外は、ガンダムエースの記事なんかもなるべく読まないようにしているので、2巻まで観た段階では、どういう物語なのかさっぱり分からないままというのが正直なところだったりする。分からないから、気になる。なにこれ?どうなっていくんだ?という興味でひっぱっていく手練手管は、いかにも最近の富野作品らしい。謎めいてもったいぶった見せ方なんて一切なくて、ひたすら事象が展開していくあれよあれよという様で興味を持続させる力技。最終巻まで無事リリースされたら、通しで観るのがいちばん正しい観賞法なのかもしれない。

富野監督の指示で絵コンテに極力忠実に構成されたというコミックは、読み手が時間軸をコントロールできるという点でも、本編よりも理解しやすいかもしれない。うちの再生環境のせいかもしれないけれど、登場人物たちの声のハリみたいなものがいまいちピンとこなくて、そのあたりも吹き出しに書かれたセリフを追っていくほうが情感豊かに受け止められるのだ。

もっとも、ビジュアルもセリフまわしも、富野的な快楽原則を重視したつくりになっていると思われるので、あまり小難しく考えないで、そこらにありがちなアニメとはまったく違った手触りの一本として、ストレートに味わうのが正解かもしれない。ふと「文系型システム構築世界」なんて造語を思いついてしまうバイストン・ウェルが、今様のアニメーション技術でディテールアップされていくだけでも、ある種のおたのしみなのかもしれない。べつに宇宙世紀だけがハイエンドになっていく必要なんてないんだから。

いっそこの調子で惑星ゾラやペンタゴナ・ワールドもハイエンド化されてもおもしろいだろうなぁ。総監督ご本人は、そんなことにはこれっぽっちも興味ないかもしれないけど。

3巻は9月末発売。以下毎月発売のスケジュールどおりに果たしてリリースされますやら。

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posted by 多村えーてる at 13:29| 奈良 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする