(A機)>バイカンフーってゴーディアンのリデコなんですか?
(栄輝)>どうなんだろ。基本的な仕掛けは同じなんだけど、ディテールなんかはまるっきり別物だから、「同じ機構を使った玩具」でしかないんじゃないかな。で、アニメのマシンロボのノリっていうのは、素直に受け入れることはできなかったんだよね多感なお年頃だったから(笑)
(A機)>はぁ、お年頃ですか。お年頃じゃあ、仕方ないですね。
(栄輝)>とはいえ毎週みてたんだけどな。「べ、べつにこの作品がすばらしいから見てるんじゃないんだからね」みたいな言い訳を自分にしつつ。
(A機)>クスクス、難儀なお年頃で。
(栄輝)>バイカンフーってネーミングもアホアホだと思ってたし、ロム兄さんの自己陶酔丸出しの口上を聞くたびに「ケッ」て悪態つくのが一種の醍醐味になってたな。でさ、バイカンフーってゴーディアンより1段階ガワが足りないだろ? そういう劣化したところもちょっと不満だったんだよ。
(A機)>元のゴーディアンはダイゴ少年が乗り込むプロテッサー、その上にかぶさるデリンガー、最大級ロボのガービン、これらを総称してゴーディアンと呼んでいたそうですね。ちょっと調べてみました。
(栄輝)>そう、1体分足りないんだよな。もっとも、玩具のゴーディアンもダイゴはゴム人形みたいなのになってたから、そこを排除してロムプロテッサーに相当する部分にロム兄さんをあてはめるのはアリなのかもしれないけど。
(A機)>やっぱバイカンフーとゴーディアンとは別物ってことでいいんじゃないですか?
(栄輝)>そうかもな。それはともかく、超合金魂のバイカンフーは、そのアレンジ加減の絶妙さには感心してる。劇中でもこんなにかっこよかった記憶ないんだけど、大張イズムがいい塩梅で立体に落とし込まれてる。このプロポーションであの合体機構が仕込まれていてなおかつ可動も練り込まれてるとなると、なるほど一度くらいはいじくってみたくなる。マシンロボという作品にはいまさら思い入れはないんだけど、こいつはロボット玩具としてはいい味付がされてそうだ。
(A機)>発売は一ヶ月後ですね。

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ラベル:超合金魂