2008年06月30日

倉田英之『倉本 倉田の蔵出し』

倉田英之氏の古今東西コラムをかき集めた本、らしい。てめー、そんなことより『R.O.D』の最終巻どうなってんだよ!というもはやファンの共通言語とも呼ぶべき疑問符はさておき、考えてみたら倉田氏のコラムというものをほとんど読んだことがなかったので、この機会にまとめて読めるのはありがたいとはいえその表紙写真はなんだ?(笑)

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2008年06月29日

魂SPEC XS-10 エルガイムMk-1

(A機)>これぞ決着アイテム。
(栄輝)>うむ、後悔されている画像をみるかぎりでは、その名を冠するにふさわしい印象だな。
(A機)>すごく……エルガイムです。
(栄輝)>そういえばHGでエルガイムが出たとき、買うだけ買ったけど、これ、決着アイテムじゃないだろうなって予感が大きすぎて、けっきょくそのまま積みプラにしちゃったんだよな。
(A機)>決着アイテムだったときも積みプラになってますけどね。
(栄輝)>それを言われるときびしいさ。慢性的にプラモ力が減退してるのは自覚してるさ。それはともかく、ここまでいい雰囲気だと、ワークスやランドブースター・スピリッツもほしいって声もありそうだけど、そこは必須ではないと思うのでむしろ設定画のようにすごくかっこいいオージェを出してほしいな。
(A機)>オージじゃなくて、あえてオージェ。
(栄輝)>そう。

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2008年06月28日

HG 1/144 GNアームズ+ガンダムエクシアが60%OFF

(A機)>6割引ですよ、2310円ですよ。
(栄輝)>うへー。ボリュームあって迫力あっておもしろいキットだよこいつは。
(A機)>GNアームズって、モビルスーツ版エクソスケルトンですよね。
(栄輝)>そうそう。手足の機能拡張になってるし。ダブルオーの世界がユニークなのは、GNアームズのエネルギー源はエクシア本体が搭載している太陽炉だってことなんだよな。あくまで力の源は本体が持っている。

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HCM-Pro57-00 ガンダムサンドロック

(A機)>はい、こちらも7月です。
(栄輝)>もう何が7月に出ても驚かないや。iPhoneだって7月なんだし。
(A機)>それはともかく、サンドロックって5体のガンダムの中でも地味な印象がありますけど、けっこう意欲的なデザインだと思いませんか。
(栄輝)>そうかい? 後頭部にスソがあるところとか、スカート部の前垂れがいつものデザインと逆で外側に拡がっているところなんかはおもしろいかな。砂漠のガンダムって雰囲気を盛り込もうとしてるんだろうけど、シールドがヘビっぽいのは、ちょっとやりすぎだな。設定画とは違ってしまうのかもしれないけど、もっと二の腕やフトモモに筋肉のついたムキムキ闘士なイメージでアレンジすると、サンドロックって見栄えすると思うんだが、HCM-Proのアレンジはどうかねぇ。
(A機)>他の4体と比べても、破綻のない手堅い造形だと思いますけど?
(栄輝)>そうだな。サンドロックらしいサンドロックって感じはするな。すごくポーズが決まるサンドロックっていうのは触ってみたいかも。それにしても7月って……。

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2008年06月27日

大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル

アナログシンセ、男の浪漫。
テルミンminiとつながるっていうんだから、手を出すしかないか。
7月下旬発売。

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2008年06月26日

MGガンダムVer.2.0、Gアーマーは織り込み済み

(A機)>Gアーマーの企画が進行中な件については展示会では発表されてるのに、模型雑誌ではほとんど取り上げられていませんね。
(栄輝)>そりゃ、ネタは小出しにして盛り上げていかないといけないだろうからな。そんな中、モデルグラフィックスだけはこっそりヒントを出してた。シールド2枚重ね用ピンとかつま先の折りたたみ可動とか。ビームサーベル取り付け基部が引っ込むっていうのも関係あるんじゃないかな。
(A機)>なるほど、Gパーツの存在は明かさなくても、「ここがこうなってるってことは、そういうこと。わかるよね」って感じですね。はっきり書くとバンダイに怒られでもするんですかねぇ。
(栄輝)>その質問には答えられないな(笑)

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2008年06月25日

とよ田みのる『FLIP-FLAP(フリップ・フラップ)』

……これはやられた。ピンボールである。ピンボールをテーマにした恋愛コメディ。そんなもの見たことも聞いたこともない。学生時代はけっこうやったな、ピンボール。ピンボールは当時だとレイダースといった人気映画タイトルを冠したものが増えてきた頃だったろうか。ボールをスリングしたときのドギュンとした感触や、ボールがステージを転がっていくときのゴロゴロといった重量感、そういったものまで本体に添えた両腕から伝わってくるのがピンボールなのである。
あこがれの「山田さん」に高校卒業ギリギリになって告白した主人公、「条件があります」と連れて行かれたのがゲームセンター。そして彼はピンボールと出会う。3億点というハイスコア、それを超えたら付き合ってもいいと言う彼女。惚れた女を口説くためといういささか不純な動機からはじめたピンボールであったが、その奥深い世界に次第にのめりこんでいく……。これはおもしろい。本人たちも最後に語るではないか。「この一年、たのしかったよ」と。
久しぶりにピンボールがしたくなってきた。ボールをロストして「あぎーっ」と叫び声をあげ、「もう二度とやらねーからなっ」と憎まれ口を叩き、そして、そしてふたたびコインを投入するのだ。

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2008年06月24日

S.I.C.VOL.42 仮面ライダー電王 ソードフォーム&モモタロスイマジン

(A機)>まだまだー。この方たちも7月発売。
(栄輝)>あひー。ひさびさに俺的に購入欲クライマックスなS.I.C.なんだぜ?
(A機)>しかも購入得点でモモタロスソードがもらえるのは数量限定でしたっけ。
(栄輝)>つまり発売日に争奪戦しろってことか。最近はそうでもないみたいだけど、S.I.C.はほんと修羅だなぁ。

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幸村誠『ヴィンランド・サガ』第6巻

トルフィンとトルケルの決闘、続き。戦いの合間に、二人の意外な因縁が明らかになる。トルケルは全部知っていて、トルフィンの相手をしていたわけだ。このおっさん五〇歳なのか……。

決闘が続く一方で、クヌート王子が覚醒する。文字どおり目覚めちゃう。王子の決意は、単なる復讐心ではないだろう。覚醒した王子は、驚くべき求心力で物語を束ねていく。

そうきたか!

人が殺し合う漫画は好きじゃない。だから、この物語も眉をひそめながら読む。殺し合う中でギリギリの生をつかもうとする彼らを、ヒリヒリとした気分で見守る。しかし、その死屍累々の山を前にした王子の覚醒は凛としていて、胸を打つ。まだしばらく、彼らの生き死にを見守り続けなければならない。

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2008年06月23日

装甲騎兵ボトムズ 1/20 ファッティー地上用(ペールゼン・ファイズ版)

(A機)>はい、こちらも7月でございます。
(栄輝)>ええい、タコバリエーションには手がでなくても、ファッティーは別腹だぜ。
(A機)>そういえば『ペールゼン・ファイルズ』どうなんですか?
(栄輝)>すんません、いまだお目にかかれずです。OVAとはどうしても縁が薄くて。

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2008年06月22日

HG 1/144 GN-X(ジンクス)

(A機)>こちらも7月発売でございます。
(栄輝)>わはは。ジンクスってさ、モビルスーツのデザインの中でやってなかったことてんこもりって感じで好きなんだよね。アップルシードのランドメイト以降、ゲーム系で発展してきたデザインの流れ。
(A機)>そっち系はうちはあんまり取り上げてないですね。
(栄輝)>もともと立体物には恵まれてない流れだからな。でもこういうスタイリングって、20年前からあるんだよ。
(A機)>それがとうとうガンダムに持ち込まれた、と。
(栄輝)>ガンダム00の功罪のひとつだよ。第2シーズンでもっとそこが拡張されていくんだろうな。どっちに向かうかはまだわからないけど、少なくとも羽の生えたモビルスーツは出てこないだろ。

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2008年06月21日

SUPER HCM Pro MS-06J 量産型ザク2(陸戦用)

(A機)>ええと、この子も7月です。
(栄輝)>ボーナス商戦っておっそろしいなぁ。もっとも、シャアザクでたときに量産型は絶対でるだろうと思っていたから、出ること自体は驚きはないね。武器類が増えてたりするのもいい。
(A機)>その分、少しだけお高くなってますけどね。

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2008年06月20日

森永卓郎・柴田玲『痩せりゃいい、ってもんじゃない!』

森永氏とのひたすら往生際の悪い対談(苦笑)を交えつつ、「脂肪細胞は悪ではないよ、適度な状態に保つことが肝要なんだよ」ということを科学的に解説した本。対談の途中で柴田先生が「(森永氏は)特殊すぎて一般的な考え方が通用しないかもしれない」とあっさりサジを投げているところが笑えるところであり、本書の大きなトラップでもある。森永卓郎はメタボ代表としては特例過ぎて、「太っていて、仕事においまくられているおっさん」という部分以外は、あなたとは共通点がまったくない(断言)。

岡田斗司夫『いつまでもデブと思うなよ』が、いわゆるメタボ検診に先駆けた絶妙なタイミングで刊行されてベストセラー街道を驀進し、「ポストいつデブ」としていくつかの本が姿をあらわしている中で、意図的に「アンチいつデブ」っぽいタイトルネーミングでぶつけてきた本作。岡田斗司夫氏が『いつデブ』から間髪をいれずして『オタクはすでに死んでいる』を出すことによってまた違うステージに飛んでいってしまったことを受けて、「なんとなく残されちゃったオタク」としての森永卓郎の心情吐露が本書をただのメタボ関連本にしていないところであるが、本書の質を下げている部分である、と言えなくもないわけで。

「岡田斗司夫は痩せてオタク心を失ったのではないか」と森永氏は言う。オサレな服来て、事務所もすっきり片付いていて、ちっともオタクに見えないと。「自分もダイエットしたらオタク心を失ってしまうのではないか」と危惧しているのである。オタクはモノに埋もれて、服装なんて気にしないものだというパラダイムが彼を縛っているわけだ。

挙げ句の果てに柴田先生に「あなた、ダイエットする気ないでしょ」とまで言われてしまう始末。実際、氏は変わることをおそれているのだろう。ダイエットするというのは、「○○kg体重減」「ウェスト○○cm細く」といった物理的な変化がひとつの指標として捉えられてるが、実際はライフスタイルの変化であり、衣食住に対する価値観の変化である。体型の変化はその副産物としてあらわれる。ダイエットするということがそういうことであると、森永氏は見抜いているのだ。そういう意味で、柴田先生のアドバイス「毎日、菓子パン1個がまんするだけで毎月ウエストが1cm縮まりますよ」というのは事実であるが、本質ではない。それだけでは痩せない。

それにしても、森永氏の自己肯定っぷりだけは感服する。自分の過去、現在、未来についてこれっぽっちもコンプレックスがうかがえない。さっぱりしている。ここまではっきりしていると、かえって煙たく感じる人も多いだろうに、この自己肯定力は無敵だ。

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2008年06月19日

GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE #1003 サイコ・ガンダムMk-2

GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE #1003 サイコ・ガンダムMk-2

(A機)>この子も来月発売。
(栄輝)>どうなってるんだ7月って。あーそうか、ボーナスシーズンだからか。
(A機)>けっこう立体化にはめぐまれてない子なんですよね。キットも当時のアレしかないし、MIAにもなってないし。
(栄輝)>こうして決定版らしきものが出るから、それはそれでよかったことなんだよ。

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GUNDAM FIX FIGURATION ガンダムMk-3

(A機)>こちらも来月発売です。
(栄輝)>「フルアーマーがスゴイことになってる」なMk-IIIな。これって試作MSという設定だけど、机上論だけじゃなくて実際につくられたことになってるんだろうか。
(A機)>さぁ。それはともかく、ΖーMSVではわりと人気のある機体ですよね。

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MG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.2.0

(A機)>この子も来月発売なんですね。ちょっとせわしない印象。
(栄輝)>メディアに露出するようになってから2カ月程度で発売か。最近は事前情報を出し過ぎると発売されるころには期待感が薄れてしまっていたり、かといってシークレットアイテムとして出しても発売日前後に盛り上がるだけだったり、ガンプラを売るのも難しい時代だよなぁ。それはともかく、このこれまで培ってきた「ガンダムの模型的かっこよさ」を一切はぎとったスタイリング、どうよ。
(A機)>ええと、テレビ版ガンダム、安彦版ガンダム、つちふまずはありませんガンダム。
(栄輝)>でも、アニメ作画版とは微妙に違うんだってところが、模型雑誌では必ず指摘されているところなんだ。
(A機)>じゃあなんなんですか、このアレンジって。確かにMGザク2.0は本編でのポーズをトレースできる可動範囲の広さがひとつの売りでしたけど、可動範囲の拡大とスタイリングは必ずしもイコールじゃないですよね。なんでこんなアレンジに? ひょっとして1/144ガンダムへのオマージュとか?
(栄輝)>思うに、こいつは、ある方向にばかり傾いていた「ガンダムという記号」をニュートラルな位置にひきもどすためのアンチテーゼなんじゃないかな。極右か極左かわかんないけど。ガンダムのスタイリングにはある程度「正解」っぽいものは出てるわけじゃん? バンダイならそいつに徹底的に可動機構を仕込むといったことは簡単にできるはずなんだよね。でも、ガンダムにこれからも化学反応を起こし続けてもらおうと思ったら、今の正解が必ずしも絶対じゃない、ということを共通認識として持ってもらう必要があったんだよ。
(A機)>あーそれって、Ver.1.5がでたときに「Ver.2.0マダー?」って誰もが思ったという。
(栄輝)>それそれ。Ver.2.0が決定版だったり真の正解だったりしたらむしろガンプラシーンとしては不正解で、凝り固まりがちなユーザーの中の「ガンダムという記号」をうまくほぐしてやったり刺激したりすることがまず必要だったんじゃないかと。
(A機)>そこまでやるんですかバンダイは。
(栄輝)>新陳代謝の手法としてはなかなか2.0的だと思うよ。ダブルオーっていう新作が平行して展開しているからできることなんだろうけど、原点の部分も常に活性化しておくんだ、という姿勢は興味深いじゃないか。

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2008年06月18日

小川浩・林信行『アップルとグーグル 日本に迫るネット革命の覇者』

「アップルとグーグルは似ているところとまったく異なるところがあるよね、それを比較しながら読み解いていくとおもしろいよね」という観点で書かれた本書。目の付けどころはけっこう面白いと思う。特に「グーグルは水道をつくろうとしている、アップルは蛇口に専念しようとしている」という見立てなどは、両者の立ち位置をうまくあてはめていると思う。アップルがインターネット以前の企業で、ソフトだけでなくハードという肉体を持っているのに対して、グーグルはインターネット以降の企業で、仕組みのみで肉体を持たないという指摘も興味深い。グーグルとアップルが「共創していく」といった公式なコメントはなかったと思うが、その両者がそれぞれのテリトリーでうまく共生関係を築いている様子は、両者には何らかの暗黙知が構築されているということだと思う。
そんな両者の関係を紹介しながら、(おそらく林氏が手がけたのであろう)第三章では日本の携帯電話事情を取り上げ、警鐘を鳴らす。日本企業にブレイクスルーを促すのは最近の林氏のテーマとなっているようだ。

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ともあれ、iPhoneが来月いよいよ日本でも販売開始されるわけで。そのことが単純に待ち遠しくて待ち遠しくて。
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2008年06月17日

1/100 ガンダムアヴァランチエクシア

(A機)>来月発売のいちばん未来のエクシア(?)ですね。
(栄輝)>不覚にも、最近になるまで真武者頑駄無に似てるって思いつかなかったんだよな。最初の印象が「ああ、これがエクシアにおけるI.W.S.P.なんだな」って思ったくらいで。
(A機)>I.W.S.P.ってべつに似てないじゃないですか。
(栄輝)>あれってストライクガンダムの装備を全部のせしてるんだよ。こいつもセブンソード全部のせパワーアップ版なんだなと理解したところで思考停止してた。カラーリングのせいもあって、「スパロボかよっ」って意見もよく見かけたし。なんかそういう認識だったんだよ。シルエットでみたら真武者頑駄無クリソツだったのな。
(A機)>両肩のボリューム満点のパーツとか、針山のように剣を生やしてるところとか。
(栄輝)>そのつもりでみると、もうそうにしか見えないの典型だわ。

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2008年06月16日

1/100 MG 真武者頑駄無

(A機)>今週発売のマスターグレード最新作ナリ。
(栄輝)>いつも言ってるけど、ほんのわずかな差で狂四郎をスルーしちゃってるし、ゲームやらないから「真」っていうのもそれほど思い入れはないんだけど、こいつのGFFは家にあるな。
(A機)>そういえば飾ってあるナリね。でも背負いモノの武器類はしまったままナリよ。
(栄輝)>あーそれは最初に出しそびれたらそのまんまになっちゃってなぁ。GFFの豊富なオプションも俺みたいな奴にはまったく無意味だったりするな(苦笑)
(A機)>「真」のままで飾っているのもそういう理由ナリか?
(栄輝)>いやー食わず嫌いなのかもしれないけど、素の武者の角張った雰囲気よりも「真」のデコラティブなディテールのほうが好きなんだよ。このMGも、パーツの組み合わせでディテールを表現している「真」のデザインをうまく立体化していると思うよ。たぶんゲップがでるくらいパーツがたっぷりなんじゃないかと。
(A機)>それってうれしいことナリか?
(栄輝)>ガンプラってそういうプロセスなんじゃねーの?

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2008年06月15日

西田圭介『Googleを支える技術 〜巨大システムの内側の世界』

まえがきに「本書は、情報系の大学3年生程度の予備知識で読み進められることを目指しており、あまりに専門的な内容については踏み込んでいません。」とあるが、そのレベルにはるかに届かない自分には少々ハードルが高い一冊だった。

それでも興味深い記述はいくつかあって、その中でも、一般的なPCの知識としてすぐにでも認識をあらたようとしたのはハードディスクの寿命についてだった。

曰く、
・長く使うと壊れやすくなるわけではない
・よく使うと壊れやすくなるとも限らない
・温度が高いほど壊れやすいということもない

どうやら使い始めて初期段階に故障しなかったハードディスクは、その後もたくましく生き延びる……そういうことらしい。

こういったハードディスクの故障に関する論文も公開されているという。なにしろ、Googleが使用してきた10万台におよびハードディスクの使用データを元に導き出された統計結果なのだから、かなりの説得力があるといえるだろう。

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1/100 ティエレン地上型

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(A機)>大鉄人こと1/100ティエレンですね。
(栄輝)>あー、あらがえないんだよ、この鉄人さんには。
(A機)>そのスジの人には絶大な人気がある機体……なんなんでしょうねいったい。ガンダム00って、量産機にファンが付きますよねぇ。フラッグもみんな大好きですよね。
(栄輝)>「みんな」じゃないんだろうさ。それにしても不思議なのは、フラッグもティエレンも、かならずどこかにすさまじくダサい要素が仕込まれているのに、惹き付けられるんだよ。デザインの勝利なのかねぇ。

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2008年06月14日

本田透『電波男』文庫化

『オタクに未来はあるのか!?』でもたびたび引き合いに出されていた『電波男』がようやく文庫化された。
本書の文庫化のオファーはいくつかあったのですが、今から手を入れて縮めるとなると全部書き直したくなるのでいっそノーカットで収録したいという条件がなかなか版元と折り合わず、最終的には講談社さんから出せることとなりました。
とのこと。だからあいかわらずブ厚い(笑)
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2008年06月13日

バイブレータ付きタイマー

最近「15分単位で仕事をこなす」という手法を導入しているので、タイマーが必須なんだけど、ほとんどのキッチンタイマーって音が出るので職場で使うのはちとつらい。職場でなくても、頻繁に使うと耳障りになるのははっきりしているわけで、やむなく京ぽん2のアラーム機能をバイブレータ機能のみで使ってます。しかしこれだと時間設定が何かと面倒。「なるべくボタンを押す回数が少なくて済む」「音を出さずにバイブで知らせてくれる」そんなタイマーはないものかと思っていたら、ちゃんと出てるんですねぇ。
10分を1回、1分を5回押してセット完了、か。前回の設定時間を記憶しておいてくれるタイプだったら毎回設定する必要もなくなってすごく便利なんだけど、こいつはどうだろうなぁ。
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2008年06月12日

eufonius『メトロクローム』

Newアルバムはオリジナルレーベルから。
入手困難なままのミニアルバム『ちいさなうた』の楽曲も収録されているのがたいへんありがたい。

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2008年06月11日

森永卓郎・岡田斗司夫『オタクに未来はあるのか!?―「巨大循環経済」の住人たちへ』

岡田斗司夫氏の『オタクはすでに死んでいる』を補完するテキストとして買っていたんだけど、いろいろあって読むのが今になってしまった。二人の「オタク事始め」のようなバックボーンや国際的な視点からみたオタク論、循環型経済としてのオタク社会などは、わりとおなじみの話題かもしれないが、それはともかく、注目するべきは今のオタクが明解に定義されていることである。
岡田斗司夫氏は、「2008年現在の」と限定しながらも、「旧作のリアルよりも、現実のファンタジー化を求める」、これが今のオタクであると定義している。

その的確すぎる指摘にはなるほど、とうなずくばかりだが、感心していれば済むのかというと、どうもそうではない気がする。

「現実のファンタジー化を求める」と書くと聞こえはいいが、その行為が社会を変革させていく推進力ならばかまわない。しかし、実際に発露している物事は、むしろ正反対に向かっているような気がしてならないのだ。

現実を受け止める基礎体力を持たないで、何がファンタジー化か。

2008年のオタクが、許されざる思想なきテロリズムを跋扈させる根源とならないことを祈りたい(しかしそれを象徴するかのような出来事はすでに起こってしまった……)。

小さな対談集なので、読み始めればほんのわずかな時間で読み終わるだろう。

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2008年06月10日

マクロスフロンティアO.S.T.『娘フロ。』

菅野ようこ作曲のBGMは、全般的にターンエーガンダムの発展系のような印象を受ける。勇壮で、気分が高揚する。『トライアングラー』や『ダイヤモンド・クレバス』などマキシで既発の楽曲もフルコーラス収録されており、お買い得度高し。
アルバム全体の印象としてはシェリル・ノームの曲がすべてを持っていく感じ。パワフルで濡れていてイカス。

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2008年06月09日

唐沢なをき『まんが極道』第二巻

「漫画家」をネタにしたシリーズの第二巻。前作『漫画家超残酷物語』が持っていたネタ元作品(永島慎二『漫画家残酷物語』)に対するリスペクトがなくなった分だけ、作品としての立ち位置がゆるくなっている本作は、むしろ生々しくもありがちな漫画業界のゴシップをドロドロと描くことにフォーカスがあたっているようだ。
そのためか、二回に一回はオチナシエンド。漫画家の生態は、生きている限り何らかのグダグダを抱えたまま続いてくという、そのまんまをぶつけているからなのだろう。
ネタのいくつかは自己言及としか思えないようなものも多い。デビュー以来、ひらすら多作にかけぬけ続けてきた唐沢なをきだから描ける血のにじむ叫びである。血を吐きながらのレースは生きている限り続いていく。こちらも生きている限り彼の作品を追いかけ続けていく所存である。

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2008年06月08日

SONY ノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC500D

世界初のデジタル・ノイズキャンセリングを実現したNCヘッドホン。これの登場により、またにわかにNCヘッドホン熱があがってきている。
個人的にはノイズ低減効果よりもホワイトノイズの有無のほうを気にしているので、その点でもBOSEは抜きんでている印象があるのだが、このNC500Dでよく言われる「(ホワイトノイズは)かすかにあるが、ほとんど気にならない」というのがどれほどのものなのか気になる。もし手に入れたら、運用としては電車内や国道沿いの通勤ルートがメインとなるだろうから、それほどホワイトノイズにこだわる必要はなにのかもしれないけれど、あれがイチバン苦手なんだよね。
価格が価格なので、おいそれとは手が出せないが、この手のアイテムがフィットした人が口をそろえて言うのは「もっと早く使い始めるべきだった」というおきまりのセリフ。躊躇するくらいならダイブするべきなのかもしれないが、さて。
ともあれ、どこかのショップで試してこないとなぁ。
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SONY ノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC500D[Amazon]

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2008年06月07日

脚本:倉田英之/漫画:okama『CLOTH ROAD』第六巻

いつみてもジェニファーの野生児っぷりはすばらしい。痛快無比。それに比べてファーガスは葛藤担当という損な役回りのおかげで、いいところがまるでない。今回ほとんど背景。主人公二人をそっちのけにして大きな物語が動いている。まだまだ彼らはそこにたどり着けていないということだろうが、世界が広がりをみせるほどに、彼らとの接点が「設定のみ」になっていくのは考え物である。ここからどう引き締めていくのかが倉田氏の腕の見せ所ということになるが……はてさて。

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『クロスロオド』第6巻[Amazon]

あと輪切り自重。肉体のスライスは1巻からあって、その手の肉体損壊描写を好まない自分としては、そこだけは容認しづらいのだ。

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2008年06月06日

デビッド・アレン『仕事を成し遂げる技術』

元祖GTD(Getting Things Done)の本書、やはり一度は原点にあたっておくべきだろうと。
「翻訳がひどい」という評価をよく目にします。実際にそのとおりだと思いますが、同時に、英語文化圏で書かれた本を日本人の嗜好に合わせて翻訳していくことの困難さも強く感じました。おそらく、よりわかりやすく、なおかつ実践的な本として仕上げるなら、相当な換骨奪胎による再構築が必要になるのであろう。ここ数年の、GTD、LifeHack関連書籍の多くは、その試みの中から生まれてきたものだといえるだろう。
ともあれ、GTDを自分の中に取り入れていくにあたって、いくつかのヒントをつかむことはできたし、自分なりに工夫を繰り返していくことはLifeHackのキモなのだから、あとは自分が実践していくだけである。だからまずは自分にこう問いかけてみる。

で、次の行動は?

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デビッド・アレン『仕事を成し遂げる技術』[Amazon]
posted by 多村えーてる at 09:06| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月05日

水上悟志『惑星のさみだれ』第5巻

アニマ復活。さぁ、よくわからなくなってきた。魔王さみだれ様とアニマの関係は理解しているつもりでいたけど、ここまでパキッと別の存在として行動されると、「え、そういう設定だったっけ?」と。騎士たちが誰に忠誠を尽くすかというと、それはもうまちがいなくアニマであって、さみだれではないわけで、いまのところ「アニムスを倒す(そのためにやってくる泥人形を倒す)」という共通の目的に沿って動いているから表面化していないけれども、アニマがさみだれを切り離すように動いたら最後、この関係は壊れてしまうだろう。そのときさみだれのそばにいるのは、主人公ただ一人なのか、三日月は味方に付くだろうか、共闘できるだろうか。
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水上悟志『惑星のさみだれ』第5巻[Amazon]
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2008年06月04日

GarageBand使いこなす、全部!!

マックを使って「いつかやってみたいと思いつつやっていないこと」がふたつある。
ひとつはタブレットでイラストを描くこと、そしてもうひとつがDTMだ。
最近のiLifeアプリケーションにはGarageBandというよくできたDTM環境が提供されている。にもかかわらず、ぼくにはこのアプリの使い方がまったく理解できていないのだ。たとえばお絵かきソフトなどは、どれも古くはスタジオ8やマックペイントの延長線上にインターフェースが構築されている。だから基本的な使い方でとまどうことはない。ワープロソフトはどこのメーカーのものだって、キーボードを叩けばキャレットの位置にテキストが入力されていく。そういった原理原則としての作法が自分の中にちゃんと身についているわけだ。だからあとはソフトごとの差異をすりあわせていくだけで、それなりに使うことができる。ところがDTMに関してはまったくそういった原理原則が身についていないために、何をどのようにふるまえばいいのか、まったく見当がつかない状態。こういう本を手に入れれば、それが解消されるのかと安易に考えるのも考え物かもしれないけれど、そこから始めないと初音ミクに手が届くわけもない。

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GarageBand使いこなす、全部!![Amazon]

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iLife '08[Amazon]

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俺の歯みがきをモニタリングしサポートする電動歯ブラシ

電動歯ブラシはずいぶん前に使っていたことがあるけど、長続きしなかった。一方的なブラシの振動が気に入らなかったのかもしれない。
ブラウンから今度でたこいつは、ブラシ部分にセンサーが内蔵されていて、ブラッシングの状態を常に把握し、無線でモニターにデータを飛ばして、状況を逐一表示してくれるらしい。ブラシをあてる強さや磨き足りない場所なんかも表示してくれるという。
こういうのをPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)というのだよ。
久しぶりに電脳的に物欲を刺激する一本。

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Braun オーラルB 電動歯ブラシ デンタプライド スマートガイド 【ナビシステム搭載 「ナビする」歯ブラシ】 D305364X[Amazon]
posted by 多村えーてる at 08:59| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 嘆きのデジタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月03日

『ガンダム画報2』

前作『ガンダム画報』[Amazon]はじつに重宝する本だった。
「とにかくあらゆるガンダム作品が網羅されている」「センチネルやF90などのプラモ企画などもフォローしてくれている」「放送時期、スタッフリスト、サブタイトルリストなどの作品スペックも収録」等、ちょっとしたことを確認したいときに、とにかくこの一冊をひもとけばほとんどのことが解決するのであった。
『ガンダム画報2』は、前作刊行後の十年間の作品を同様のスタイルでまとめた一冊。したがって、「ほとんど網羅されている」ということが本書の最大のメリットとなる。現時点での最新作である『機動戦士ガンダム00』まで収録されているのがありがたい。
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『ガンダム画報2』[Amazon]

それにしても膨大な点数である。前作が最初のガンダムからの二〇年間を扱ったのに対して、本書は半分の十年にすぎない。しかし掲載するべき情報件数は倍増では済まなくなっている。そのしわ寄せは確実にあって、ものによっては図版は極小サイズとなっている。作品情報に関しては、サブタイトルリストが省略されてしまった。
また、『アドバンスド・オブ・Ζ ティターンズの旗の下に(いわゆるA.O.Z)』は、登場MSの無限変化とも言えるバリエーションが特徴であったが、それらの紹介はばっさりと省略されてしまった。机上プランだけのMSはともかく、本編で活躍した機体についてはせめてフォローしてもらいたかったところ。
その他にも、ゲームオリジナルのMSの投入はGジェネレーション系列のゲームタイトルでは定番となっているが、これらも各作品から2〜3体ずつの紹介に絞り込まれている。
ともあれ、この十年の爆発的な広がりをみせたガンダムシーンの全容はほぼ網羅されているわけで、その全体像をコンパクトにまとめたという点で、その編集作業の困難さも含めて、ありがたい一冊なのである。少なくともわが家においては、前作に続いて、なんだかんだとひんぱんに手に取る本、となることは確定事項なのだ。

ラベル:ガンダム
posted by 多村えーてる at 13:23| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

島本和彦『新吼えろペン』第10巻

「描く抑止力」なんて地口ひとつでここまで描くのか、とあきれかえる第十巻。おもしろいかおもしろくないか、といった判断基準を吹き飛ばすオンリーワンな作風はあいかわらずだが、そこに迷いや倦怠がじわじわと染み出しているのが垣間みえるのもまたあいかわらず。
メタマンガ的な構造をかかえつつも、理系的でもなく文系的でもなく、どちらかというと体育会系なんだろうけど、そこまで肉体派でもなく、ひたすらに脳内体力(言い換えるなら大言壮語)だけで描き続ける島本和彦。

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島本和彦『新吼えろペン』第10巻[Amazon]

そういえば文庫版『燃えるV』の2巻が発売されるのを心待ちにしているのだけど、いったいいつになったら出るのやら。
posted by 多村えーてる at 08:53| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月02日

梶尾真治『アイスマン。ゆれる』

『女性自身』に連載された作品だという。掲載媒体にふさわしく(?)、独身女性が主人公。SF的な味付けはギリギリまで薄めてあるのも対象読者への配慮なのだろう。それでいて、そのしかけがラストのオチで決まるところなどは、じつにカジシンらしいと思った。

独身女性たちがことあるごとに集まっては、うまい料理を食べ、うまい酒を飲んでいる。いまどきの妙齢の女性の生活シーンって、こんな感じなんだろうなと思わせるシチュエーションだ。女同士の友情関係が、ひとりの男性の存在で微妙にすれ違ったりぎくしゃくしたりしていく様も、生々しい。主人公の受け身な性分が、いかにもカジシン好みなキャラクター。女性読者たちのシンパシー具合は、いかに。

商品イメージ 
梶尾真治『アイスマン。ゆれる』[Amazon]
ラベル:SF カジシン
posted by 多村えーてる at 16:53| 奈良 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする