2008年08月08日

押井守『他力本願―仕事で負けない7つの力』

ぼくはどちらかといえば押井監督の熱心なファンではないだろう。押井監督の著書は思いのほかたくさん出ているのだが、じつは読んだのは本書が初めて。

読み始めて感じたのは、「えらくわかりやすいな」ということだった。『スカイ・クロラ』という作品で監督がやろうとしたこと、そのためのアプローチの数々が語られる本書は、『スカイ・クロラ』という映画を理解する最高のサブテキストだろう。

本書は『スカイ・クロラ』を通じた押井流映画術でありながら、押井守という人物の半生を振り返った自伝でもある。押井守という人が、どんな生き方をしてきたのかも、やはりボクはあまり知らなかった。けっこうな収穫だった。

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posted by 多村えーてる at 09:27| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする