(栄輝)>テールスタビレーターといえば、たしかゼータガンダムのウェイブライダー形態の設定画には「ビンビン動く」って書いてあったはずなんだ。
(A機)>テール……尻尾なんですよねコレ。背中から生えてますけど。尻尾フリフリは高機動の証。
(栄輝)>の、はずだったんだけど、劇中で明確に尻尾を振って高機動するシーンって見当たらないんだよな。しかし、尻尾っぽい意匠っていうのはゼータガンダムの時代に明確にあったと思うんだ。ハンブラビみたいな尻尾そのものなものもあれば、ガブスレイ、パラス・アテネ、バイアランのように巨大なスカートがスラスターになってるものもあった。
(A機)>ジ・オの後ろスカートもタヌキの尻尾ですよね。
(栄輝)>その流れの極北がゼク・ツヴァイだろうな。テールスタビレーターはちょっと離れたけど、尻尾を振るガンダムっていうのも、考えてみたらスゴイ。ゼータガンダムはいろいろと革新的なデザインが盛り込まれていて、以後のガンダムでも真似できていないものがいっぱいあるけど、テールスタビレーターもそのひとつかもしれない。
(A機)>リ・ガズィで申し訳程度についたのが最期?
(栄輝)>スラスターでもなく、プロペラントタンクでもなく、作動肢としてのテールスタビレーターがモビルスーツ概念に定着しなかったのは、ちょっともったいことだったかもな。