2013年05月22日
MGハイザックをつくる(130522)
(A機)>再開七日目。今日は腕パーツを?
(栄輝)>順当ならフトモモのパーツをいじるところなんだけど、どうにも方針が定まらないので、いろんな部分を触りながら考えを巡らせてみようかと。
(A機)>ああ、いわゆるパーツとご相談モードですね。
(栄輝)>そんな感じ。で、このキットって、ハイザックのラインはよく落とし込んでいるんだけど、おかげでハイザック本来のあいまいなところもそのままキットに反映されているのがキットを窮屈にしているんだよな。前腕部のディテールなんて、どういう構造になってるのかよく分からない。にもかかわらず、パーツ割りは変に巧妙になっていて一体感が出るようになっているという。それはもう、ハイザックのデザインがそうなんだから仕方ない。
(A機)>エルガイムっぽいディテールは、ハイザック独特のものですよね。
(栄輝)>前にも書いたけどひとつ前のテレビアニメ(エルガイム)のラインまで引きずってしまった時代性の部分だな。別にアキュートとして使うことを想定したものではないんだろうけど、それっぽい形状をしている。中途半端にパーツが融合しちゃっているところが、またなんとも。
(A機)>上腕部のパーツも、妙にふっくらしていたのを、カンナ削りでフラットに。
(栄輝)>なんでこう、三次元的な曲面を多様しているのやら。平面なところはピッと平面でいいんじゃないかと思うんだけど。パーツの抜きも関係していたのかもしれないなぁ。そう考えると、ジェスタの胸のパーツは平面がきっちり平面として抜けていてすごい。
(A機)>このキットが発売された2004年から、それだけ金型技術が向上して、なおかつマスターグレードの方向性が変化していった影響があるんでしょうね。
(栄輝)>時代のアンビバレントを背負って生まれてきたハイザック。ならば、ガンプラとしての矛盾を内包したままキット化されたのもまた、ハイザックらしいといえばハイザックらしい。
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