2013年11月30日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131130)

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(A機)>九〇日目です。
(栄輝)>サイドスカートに着手。ディテールは前後スカートとも違ったスクエアなものにしよう。
(A機)>そういえば結局トラス状のディテールって、どこにも採用しなかったですね。

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2013年11月29日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131129)

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(A機)>八十九日目です。
(栄輝)>横だけ0.5mmほど削った。あと裏側にも返しを追加して、パーツの重なり感を強調する。
(A機)>これ、たぶんバラさないと絶対見えない場所ですよね。

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2013年11月28日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131128)

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(A機)>八十八日目です。
(栄輝)>リアスカートの裏側に具を詰めてみるべく試作。具を盛ってみたら、スカート裏のディテールなんて大した問題じゃないとうことが判明したわ。

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(A機)>表面の追加ディテールはこんな感じになりました。
(栄輝)>2mmプラ板を回り込ませるように加工してたんだけど、横も2mmのままだとちょっとバランスよくないことが判明。ボリュームダウンさせないと。

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2013年11月27日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131127)

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(A機)>八十七日目です。
(栄輝)>リアスカートの裏面のディテールについて何枚も何枚もスケッチを描いているんだけど、どうにもまとまらないんだわ。
(A機)>フロントスカートのディテールとは変えるつもりなんですか。
(栄輝)>前スカートの裏側はほとんど見えないけど、後ろ側は正面から見てけっこう目立つから、ちょっとした見せ場になるんじゃないかと。
(A機)>いわゆる張り切りすぎて自滅するタイプですね。
(栄輝)>なんと失敬な! まったくそのとおりだ! それで、当時のリアスカート事情がどういうものだったのかを少し調べてみたりした。




(A機)>ドーベン・ウルフは、ちょうど時代の変わり目って感じですね。
(栄輝)>面白いのが、この頃にはリアスカートなんていらないんじゃね? というモビルスーツがけっこう出てくるところだな。
(A機)>ダブルゼータガンダムがまさにそうですね。後に主力MSとなるジェガンは前も後ろもスカートなしで。
(栄輝)>で、こいつは元のドーベン・ウルフからあえて連邦ライクなスカートを付けているわけで、オールドファッションなのは承知の上なのだから、そのまま順当にまとめるか、ちょっとだけニヤリとできるような仕掛けを入れるかで方向性変わってくるかなぁ。
(A機)>というわけで、今回はフロントスカートの表面に追加するディテール用パーツの切り出しの続きでした。

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2013年11月26日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131126)

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(A機)>八十六日目です。
(栄輝)>裏面のカットした部分が、片方だけ斜めになっていたのでプラ板を継ぎ足して整形しなおしたり、SSPで細かい隙間を埋めたりした。
(A機)>カットした状態だと、左右ともぴったり重なるようになっててましたよね。
(栄輝)>スカート本体に貼り付ける時に起点を上にあわせてしまったのが失敗だったな。「フチの厚みには余裕をもたせて、あとでスジボリ追加して対応しよう」ぐらいのことは考えていたけど、見通しが甘かった。いい経験になったわ。
(A機)>あえて一番目立たない前スカートから手を付けたのは正解でしたね。

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2013年11月25日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131125)

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(A機)>八十五日目です。
(栄輝)>パーツを貼りあわせて、馴染むように削りこんで整形。

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2013年11月24日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131124)

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(A機)>八十四日目です。
(栄輝)>スカートの裏側って、今までそんな真剣に考えたことなかったが、いざまじめに考えるとじつに難しいもんだな。

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2013年11月23日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131123)

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(A機)>八十三日目です。
(栄輝)>サイドスカートも切り出したので、後ろスカートの瞬着跡を削り取ったり、後回しになっていた右側スカートを1mmカットする作業。
(A機)>カットしたパーツを後生大事に並べちゃってますけど、どことなく魚の骨みたいで愉快ですね。

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2013年11月22日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131122)

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(A機)>八十二日目です。
(栄輝)>プラ板のカット、瞬着仮止め戦法に切り替えてみた。表側の残り1枚をカットする時間で裏側の4枚が揃ったわ。
(A機)>工夫って大事ですねぇ。
(栄輝)>そのかわり、次の作業に取り掛かる前に瞬着跡を削り取る作業が必要になるから、それはそれでデリケートな作業なんだよな。

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2013年11月21日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131121)

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(A機)>八十一日目です。
(栄輝)>プラ版のカット作業。おおまかに形状を出して、裏面のパターンを決めてしまおうと思う。今回はデリケートに扱おうと1枚ずつカットしているので思ったよりも時間がかかる。やっぱ瞬着仮止め戦法に切り替えようかな。

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2013年11月20日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131120)

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(A機)>八〇日目です。
(栄輝)>片側のアーマーをそれぞれ1mmカットしてみて、問題なくカットできることが確認できたので、カット前のアーマーをゲージにしてあとで貼り付けるパーツを切り出す作業にかかった。裏側のディテールは貼り込む前に切り抜くところまで進めないといけないからなぁ。

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2013年11月19日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131119)

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(A機)>七十九日目です。
(栄輝)>スカートアーマーの裏側を埋める作業に入る。
(A機)>バックパックは中断ですか?
(栄輝)>あとはテール・スタビレーターをいじる予定だけど、ちょっとまだまとまっていないので先に他のところをやる。もともとバックパックはそれほど変えるつもりはなくて、テール・スタビレーターをどう解釈するかだけが課題だったんだけど、先端部がビーム砲だと思ったらあのままにはしたくなくなったんだよね。このキット買うまであそこがビーム砲だなんて、すっかり忘れてた。
(A機)>打突武器みたいですよね。
(栄輝)>とはいえ、あそこについていてどうやって使うのかまるきり検討もつかなかったわけだけど。今回のキットで初めて前に倒して発射する武器だということが判明したわけで。ようするに両肩キャノンだったんだよなぁ、これ。
(A機)>ちなみにスカートアーマーですが、フタをするための0.5mmと、ディテール用の0.5mm、あわせて1mmの厚みをカットしていきます。

【機体解説】
モビルスーツの腰部スカートは、動力部を保護する装甲としての役目も担っていたが、運動性能の向上を目的としたユニットもあわせて取り付けられることが多かった。例えば、RX-78にはヘリウム・コントロール・コアと呼ばれるユニットや、サブ・スタンス・コントロール・システムなど出力強化や姿勢制御を目的としたアプライアンスが配置されていた。

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2013年11月18日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131118)

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(A機)>七十八日目です。
(栄輝)>ビーム・カノンの先端部分、段差を彫り込んで別パーツ感を強調する作業。デザインナイフ、けがき針、ラインチゼルと順番にあててクルクル回していった。
(A機)>いい感じに段差が出てますね。
(栄輝)>地味な作業だけど、なるほどこれは効果があるね。

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2013年11月17日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131117)

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(A機)>七十七日目です。
(栄輝)>今日からバックパックの加工にかかったわけだが、ドーベン・ウルフの背中に伸びる二本の塔の先端部分って、ビーム・カノンだったんだな。

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2013年11月16日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131116)

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(A機)>七十六日目です。
(栄輝)>胸部ユニットの後ろ側のスリットをプラ板で塞いだ。正面を排熱ダクトっぽいパーツに交換したのに、後ろからもプシューしたら変だからな。

【機体解説】
本機の胸部ブロックは、後部に専用のコンデンサボックスが設置されている。これは、前腕部ジェネレーターの動力を全身に伝達するためのものである。四肢に搭載されたジェネレーターの出力を効率的に運用するために搭載されたユニットであった。
本機は四肢の分散されたジェネレーターを統合して安定した稼働を維持するためのバイオニクス技術が導入されていたと言われている。前腕部に大型のジェネレーターを採用できた理由もこの技術によるものであり、単なる腕部を切り離したビーム砲台として運用するだけならばオーバースペックともいえる大出力ジェネレーターの本来の用途はここにあった。
これは、短期的な決戦機体であったドーベン・ウルフと、次世代の連邦軍標準モビルスーツたる地位を狙っていた本機との根本的なコンセプトの違いに根ざしているといえるだろう。

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2013年11月15日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131115)

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(A機)>七十五日目です。
(栄輝)>両肩のまえうしろ、フロント・リアのスカートそれぞれの加工完了。シンプルな形状のスカートだからスジ彫りとは違う効果が期待できる……と思いたいな。

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(A機)>∨マークのエンブレムをプラ板から削り出しました。
(栄輝)>ドーベン・ウルフって胸にジオンのエンブレムがついてるだろ。随分前に削り落としてしまったけど、そのままってわけにはいかないので、やっぱつけるなら∨マークかなぁと。

【機体解説】
本機には連邦軍の機体として登録された時のために胸部に取り付けるV字のエンブレムが早々に用意されていたが、それが掲げられることはなく、ドーベン・ウルフがジオンのエンブレムを輝かせたのみであった。
ドーベン・ウルフと本機の開発順位は、本機のほうが優先されたと考えられている。もしこれが事実であるならば、ネオ・ジオンから依頼された「ガンダムMk-Vのリエンジニアリングによる新型モビルスーツの開発」を受諾したにもかかわらず、連邦軍に向けて売り込むための新型モビルスーツを開発していたということになる。両陣営に新型モビルスーツを提供することがアナハイムにおいては日常茶飯事と化していたとはいえ、明らかに一線を超えている。グリプス戦役ではエゥーゴ、ティターンズの両陣営にモビルスーツを提供していたアナハイム・エレクトロニクスであったが、当時の事情はかなり込み入っている。
連邦軍を実効支配したティターンズにマラサイなどの優れた量産型モビルスーツを提供してはいたものの、当時のティターンズが次期主力モビルスーツとして計画していたのは、ガンダムMk-IIをベース機として性能発注により開発されたバーザムであった。この製造ラインにアナハイム・エレクトロニクスは一切関与することができないでいた。
一方、エゥーゴにはネモなどの量産型モビルスーツを提供しつつ、同時にゼータプロジェクトの成果たるフラッグシップ機を次々と投入していくことで、両陣営のパワーバランスにも加担していたものの、ゼータプロジェクトに費やされた莫大な開発費を回収する目処はまったく立っていなかった。
さらに、オークランド、オーガスタなどのニュータイプ研究所による独自開発されたモビルスーツの制式採用や、パプティマス・シロッコによる独創的なPMXシリーズなどが次々と投入される中で、アナハイムはネオ・ジオンのモビルスーツの製造まで請け負っていたのであるから、彼らの窮状は推して知るべしであろう。死の商人と言われたアナハイム・エレクトロニクスであるが、その実は莫大な予算を投入して推進したゼータプロジェクトの果実を手にできる可能性は不透明なままに、第一次ネオ・ジオン戦争ではネオ・ジオン優勢のまま進行していたのであるから。

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2013年11月14日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131114)

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(A機)>七十四日目です。
(栄輝)>前回切り出したプラ板をゲージにして、必要数を量産。0.3ミリはさすがにカットしやすいね。

【機体解説】
本機の腰部駆動系は、ドーベン・ウルフと同タイプのものが採用されているが、腰部フレームの増設に伴い、若干縦に長く伸びている。ハイヒール化もあいまって、本機の頭頂高はドーベン・ウルフよりもかなり高くなっている。また、腰部のスカートアーマーが増設されている分だけ、本機は機体重量においてもドーベン・ウルフを上回る。しかし、そのすべてがデッドウェイトであったわけではないようだ。スカートアーマーは本来、腰部駆動系の安定には不可欠なコンポジットがいくつか配置されていたのであり、装甲としての役目以上に重要なウェイトを占めるものもあったのである。総合的に安定した機体性能の担保としても、腰部の変更は必要だったと言えるだろう。

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2013年11月13日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131113)

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(A機)>七十三日目です。
(栄輝)>例のディテールは前後スカートにも入るので、先にゲージとなるパーツを作成した。
(A機)>今回は0.3ミリプラ板を使用しています。このためにわざわざ買い足してきたんですよ。

【機体解説】
「連邦系モビルスーツのスタンダード」のシルエットを構成するものとしてガンダムMk-Vからもっとも大きな変更が加えられたのが腰回りの装甲である。
ガンダムMk-Vは、腰部フレームが独特の形状をしている。中央の股間部分にあたるフレーム(いわゆるフンドシ部分)のみで構成されており、スカートアーマーにあたるものがない。通常のモビルスーツではこの位置にジェネレーターが配置されていうものが多いが、第三世代モビルスーツ以降はジェネレーターの配置に比較的自由度の高いものが多く、また、複数のジェネレーターを装備する機体になれば、腰部がフレームのみの機能でまとまっていたものも少なくない。
ガンダムMk-Vは大腿部横に接続される独特の形状をしたスカートアーマーが装着されていた。本機においてこの部分は大幅に見直され、スカートアーマーを装備したものとなった。これもまた「連邦系モビルスーツのスタンダード」を体現する意匠としての必要性だったのであろう。

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2013年11月12日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131112)

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(A機)>七十二日目です。
(栄輝)>連邦っぽさの演出ということで、いかにもなディテールを再現することにした。
(A機)>ええと、手持ちのキットから移植できないかと検討してみましたが、既存のキットでは角度が合わない事が判明したのでプラ板で再現することになりました。

【機体解説】
本機の意匠には、意図的なRX-78への回帰があった。特に肩装甲などに見られる台形のディテールは、RX-78を起源とするジム系によくみられたものであるが、第二世代モビルスーツ以降ではほとんど忘れ去られたものである。このようないささかオールドファッションが過ぎるデザインは、第三世代モビルスーツの隆盛により、若干奇異な人型を外れた形状の機体が増えていく中で、安定感のある連邦系モビルスーツのスタンダードとは何かを見るものに想起させることが大きな狙いとしてあったことは間違いないだろう。

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2013年11月11日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131111)

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(A機)>七十一日目です。
(栄輝)>気分転換に別の部分のディテール調整にかかるということで、胸のダクトまわりをいじってた。

【機体解説】
胸部ブロックはドーベン・ウルフと当機では若干レイアウトが異なっている。胸部の排熱ダクトは、ドーベン・ウルフでは背面に設置されている。それぞれ異なった特性が与えられていたと思われる。このように胸部ユニットも、任意の交換が容易な構造となっていた。ガンダムMk-Vのユニット構造は、アナハイムの技術陣によって、ミッションごとに機体のコンポーネントを容易に換装するブロック・ビルド・システムにまで昇華されたのである。

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2013年11月10日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131110)

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(A機)>七〇日目です。
(栄輝)>肘のカップ状パーツにプラバンを削ってマルイチ型に。ここはこだわりたかったところなので、なんとか解決方法がみつかってよかった。真鍮線を通すことになった時点で、カップの内側はパテで埋めないと無理なんじゃないかと諦めかけてたんだよ。
(A機)>厚みのあるプラ板を山型に削って、真鍮線を固定しつつフィン状に見せるというかなり複雑なことになっています。

【機体解説】
マルイチ型の関節部フィールドモーターは、一年戦争当初から存在していたものだが、本格的な普及は0080年代後半であった。第一次ネオ・ジオン戦争においては、ネオ・ジオン側のモビルスーツにも多く使用されていたのである。このパーツの供給元がアナハイム・エレクトロニクスであったことを考えれば、別段驚くことではないだろう。
本機に搭載されているのは、フィールドモーターと前腕部両サイドが外部フレームと一体化したタイプで、古くはハイザックがこの方式で前腕部を構成している。さらに改良型がゼク・シリーズに導入されており、本機はその流れを汲んでいると思われが、機体のサイズにあわせてかなり大型のタイプが採用されている。フィールドモーターと一体化した外部フレームは、前腕部のビーム砲基部を固定するように配置され、前腕部全体は、ビーム砲基部、腕部メインフレーム、ジェネレーター部の3層構造となっている。

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2013年11月09日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131109)

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(A機)>六十九日目です。
(栄輝)>前腕部の穴は、結局プラ板で塞いで、その上にポリ軸を接着してまとめてしまった。
(A機)>写真ではピントが合っていませんが、奥のほうのバラしたパーツで確認できるかと。

【機体解説】
ガンダムMk-Vを原型機にドーベン・ウルフを開発したのが、アナハイム・エレクトロニクスであったことは、本機の存在が明らかになった今となっては疑いようもないことだが、公的な資料にはそのような記述はない。
ガンダムMk-Vの優れたユニット構造とインコム技術に、ダブルゼータガンダムで培われた重武装の実装技術と火器管制システムを加えることは、開発陣にとっては大きな意義があった。ニュータイプ研究所で開発されたインコム技術を、当時のアナハイム・エレクトロニクスは喉から手が出るほど欲していたし、安定した運用が困難なままエゥーゴに供出することになったダブルゼータガンダムのリベンジとしては絶好の機会だったのである。
ガンダムMk-Vからリエンジニアリングされたインコム技術は、本機の開発で得られた経験値を元に、すぐさまもうひとつのゼータプロジェクト機体にも転用される。人工知能「ALICE」の搭載を主目的としたダブルゼータガンダムの再設計機、イオタガンダムことスペリオルガンダムは、1号機の完成直前で頭部にインコムが組み込まれる。
PLAN 303E、別名ディープ・ストライカーと呼ばれるスペリオルガンダムの強襲型コンセプトでは、インコムの搭載されていないヘッドパーツが描かれている。このヘッドパーツが計画当初のモデルであり、インコムは半ば強引に導入されたのであった。「連邦正規軍にインコム技術の有用性を示すこと」は、本機の連邦軍への制式採用へとつながる橋頭堡として位置づけられたのであろう。

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2013年11月08日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131108)

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(A機)>六十八日目です。
(栄輝)>反対側のスラスター基部も同じ状態に。
(A機)>前回言っていた前腕部の穴が確認できますね。あとエポパテを使っているところも。
(栄輝)>フレームに接着するときに接着面が出しやすいようにと思ってエポパテ使ったんだけど、これもプラ板を適当に瞬着で固定していったほうが早かったかもしれない。

【機体解説】
原型機であるガンダムMk-Vは、ネオ・ジオンに譲渡された後、どのようにしてドーベン・ウルフへと変貌を遂げていったのか。「非ニュータイプでも運用可能な第4世代モビルスーツの量産化計画」を実現するという発想は、相当な飛躍である。そこには「ダブルゼータガンダムの開発から得られたノウハウを落とし込む」という大胆な思惑があった。ゼータプロジェクトの一環として開発されたダブルゼータガンダムは、強大な火力と可変合体機構をひとつにまとめるために、モビルスーツとしてはいささか歪なものであり、量産化などは望むべくもなかった。ダブルゼータガンダムをリファインし、量産可能な第4世代モビルスーツとして制式採用への道を探ることが重要な課題だったのである、アナハイム・エレクトロニクスにとっては。

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2013年11月07日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131107)

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(A機)>六十七日目です。
(栄輝)>前回の試作パーツを実際のパーツに置き換えようとしたわけだが、わざわざカットしたところをまたSSPで埋めるとか、いろいろ遠まわりなことに。
(A機)>軸受け用の穴あきパーツを使ったんですね。
(栄輝)>ある程度は後からでも分解できるようにしておかないと、何かと不便だからな。で、軸受け用パーツを取り付けたはいいものの、前腕部は繰り抜いてしまってたことにあとで気がついたという。

【機体解説】
グリプス戦役、第一次ネオ・ジオン戦争では、多数の新型モビルスーツが投入され、その機体概念も第2世代から第3、第4世代へと加速度的に進化していく。本機は第4世代に分類されるが、当時の連邦軍モビルスーツの主流はいまだ第2世代であり、部分的に第3世代が投入された程度である。エゥーゴにおいてダブルゼータガンダムが投入され、めざましい戦果を上げていく中で、一般兵でも運用できる第4世代モビルスーツの需要は必然的に高まっていくものと考えられていた。事実、ドーベン・ウルフはそのような背景の中で誕生した機体である。
ドーベン・ウルフの原型機となったのはオーガスタ研究所が開発したガンダムMk-V。この機体における最大の特徴はやはりインコムであろう。背部ビームカノンやシールドブースターなど、野心的な装備も備えていたこの機体は、数奇な運命をたどってドーベン・ウルフの原型機となっていくわけだが、ドーベン・ウルフの主装備である胸部メガ粒子砲や、連結してメガ・ランチャーとなるビームライフルのような強大な火力、またインコムの他に12連装ミサイルランチャーや背部ビーム・カノンなどを搭載した巨大武器庫の如きバックパックなどの過剰な装備は原型機には見られないものである。本機もある部分ではドーベン・ウルフと同様の、そしてある部分ではまったく異なる過剰さを全身に纏っている。

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2013年11月06日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131106)

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(A機)>六十六日目です。
(栄輝)>スラスターと中央のパーツを位置決めするために、スチレンボードで試作してみた。

【機体解説】
本機には、いくつかの次世代規格のための試作パーツが使用されている。マニピュレーター基部、手首関節部のモーターとその周辺フレームからジェネレーターを支える外郭フレーム、スラスターノズルなど、前腕部は特に多くの新規パーツが採用されている。
本機の開発時点では、次世代機についてはまだ構想段階であり、その全体像は見えていなかった。むしろ、本機こそが次世代機の一翼を担うことを意図して開発されたのであり、大火力化、高出力化、大型化の一途をたどる第4世代モビルスーツの最終形態とも呼べる仕様を有していたのである。

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2013年11月05日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131105)

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(A機)>六十五日目です。
(栄輝)>ジェネレーター側のパーツをちゃんと取り付けるための加工を始めるわけだが、これだという固定方法が思いつかなかったので、とりあえずパーツのすり合わせをしっかり行った。

【機体解説】
腕部にジェネレーターを内蔵したモビルスーツとしてはダブルゼータ・ガンダムがその代表格であるが、ダブルゼータの大出力・大火力の中心は巨大なサイズのバックパックに依存する部分が大きかったと言われている。
本機の腕部に搭載されたジェネレーターはダブルゼータ・ガンダムの前腕部に搭載されたものよりも大型で、そのボリュームは一年戦争時のモビルスーツの脚部(俗にDAMと呼ばれる)に相当するものであった。

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2013年11月04日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131104)

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(A機)>六十四日目です。左腕の加工も完了です。
(栄輝)>右腕はビーム砲を展開させてみた。
(A機)>ビームの伸縮機構がうまい感じに隠れて、砲身だけが飛び出すようなイメージですね。
(栄輝)>最初に考えた大げさな変形機構から考えると、ずいぶんシンプルになったと思う。

【機体解説】
四肢にジェネレーターを複数配置されるのは当時の可変モビルスーツなどによくみられたレイアウトである。可変機構を有しない本機が前腕部にジェネレーターを内蔵しているのは、準サイコミュにより前腕部を分離させて独立稼働させることを主目的としたものである。
キュベレイなど、前腕部にビームサーベルを内蔵し、ビーム砲と併用する機体はいくつか存在してるが、大型のジェネレーターを前腕部に内蔵した本機は、それら補助兵装としての兼用ビーム砲とは一線を画した大出力を有しており、本格的なビーム砲台としての運用が想定されていた。

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2013年11月03日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131103)

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(A機)>六十三日目です。サイドパーツの形状が変わりましたね。
(栄輝)>せっかく4つ量産しておいたパーツも全部破棄してやり直しだったわ。でもおかげで両サイドのパーツがいい感じにカバーを支えるような構造にまとまったよ。クランクパーツのポリキャップの端っこの丸いディテールが露出するのも気になってたんだけど、いい感じに隠すことができたし。
(A機)>まさに怪我の功名。

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2013年11月02日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131102)

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(A機)>六十二日目です。
(栄輝)>サイドのディテールどうするか考えながら微調整ばっかりしてたら時間がなくなったので、苦し紛れにプラ板を切り出してみた。
(A機)>斜めカットがいい感じじゃないですか。
(栄輝)>でもこれはボツな。
(A機)>えー。
(栄輝)>こいつのおかげでヒントが掴めたから、次はなんとかなると思う。

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2013年11月01日

HGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)をつくる(131101)

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(A機)>六十一日目です。
(栄輝)>エッジを斜めに削って、ラインを整えているところ。「袖」のパーツも側面を削り込んだり、調整してるんだけど、もう少し追い込んだほうがよさそう。

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