2008年06月15日

西田圭介『Googleを支える技術 〜巨大システムの内側の世界』

まえがきに「本書は、情報系の大学3年生程度の予備知識で読み進められることを目指しており、あまりに専門的な内容については踏み込んでいません。」とあるが、そのレベルにはるかに届かない自分には少々ハードルが高い一冊だった。

それでも興味深い記述はいくつかあって、その中でも、一般的なPCの知識としてすぐにでも認識をあらたようとしたのはハードディスクの寿命についてだった。

曰く、
・長く使うと壊れやすくなるわけではない
・よく使うと壊れやすくなるとも限らない
・温度が高いほど壊れやすいということもない

どうやら使い始めて初期段階に故障しなかったハードディスクは、その後もたくましく生き延びる……そういうことらしい。

こういったハードディスクの故障に関する論文も公開されているという。なにしろ、Googleが使用してきた10万台におよびハードディスクの使用データを元に導き出された統計結果なのだから、かなりの説得力があるといえるだろう。

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posted by 多村えーてる at 17:00| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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