『ガンダム・ジ・オリジン』はカラーページが豊富なのに、カラーページをカラーで収録しない普及版の単行本にはどうしても不満なので、わが家の本棚には愛蔵版が並ぶ。ガンダムエースも毎月購読しているから、愛蔵版の刊行ペースにはさほど不満はない。むしろこうしてまとまったボリュームで読むと、安彦節としか言いようのないグルーヴ感にクラクラする。そういう楽しみ方は、愛蔵版ならではのものだろう。連載時と同じ大判サイズならなおよいのだけど、そのサイズはすべて値段に跳ね返ってくるので安易に要望するのもおそろしい。
柴田ヨクサルの巻末描き下ろし漫画に賛否両論あるみたいだけど、本人も最近はいろんな作品に顔出しするようになってるので、安彦氏が活発に相互交流している、という証左になる企画としてぬるく受け止めていいのではないだろうか。『ハチワンダイバー』は間違いなく今もっともノッてる漫画作品のひとつだし。
愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV ジャブロー編[Amazon]
2008年07月03日
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