会社の書類はすべてクリアフォルダと超整理法(押し出しファイリング)を掛け合わせた方法で管理しているので、本書の主張はかなり共感できるものがあった。
よく「仕事の優先度・緊急度等によって色の違うクリアフォルダを使い分ける」という方法が提唱されるが、これはあまりオススメしない。優先順位などはすぐに変わっていくものなのだから、その都度ちがう色のクリアフォルダに移し替えるといった作業が発生して、結局ロスにつながるからだ。「今日やること」をまとめたトレーに集約するほうがいい。終わったタスクのクリアフォルダは押し出しファイリングに戻していき、なるべくトレーがからっぽな状態を維持するようにする。メール処理のIN BOX ZEROと同じ考え方だ。
巻末のこれでもかとさまざまな用途にクリアフォルダを活用するアイデア記事は、半ば呆れつつ、半ば感心した。自転車サドルの雨よけなどは、なるほど実用的じゃあないか。
福島哲史『クリアホルダー整理術』[Amazon]
2008年10月09日
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