2006年08月16日

ぼくはいやだ…。

鈴置洋孝さんが亡くなられたという。言わずとしれたブライトさんの声をあてていた声優さんである。しかし、ぼくにとって印象深かったのは『無敵剛人ダイターン3』の破嵐万丈その人だったように思う。
『無敵超人ザンボット3』の感動さめやらぬうちに始まったダイターン3は、ザンボットとは一転してコミカルでスタイリッシュな作風。主人公も歳の近い少年からアダルトな青年へ(設定年齢は18歳だけど)。この変化にとまどいつつも、マッハアタッカーのくるくると変化する様子や、三段変形するダイターン3を素直にかっこいいと感じていた小学生だった。
破嵐万丈が抱えていた過去に気が付いたのは、少し後でアニメ雑誌の記事を読んでからだった。学生時代に再放送を見て、よくわからないままに、胸が締めつけられる気分になったのを覚えている。
1話で万丈のアシスタントとなった三条レイカは、アメリカンなイメージのお色気担当ビューティー・タチバナと比べると、落ち着いたお姉さんのイメージで、どこか引きつけられた。その声をあてていたのがセイラさんと同じ声優さんだと気が付いたのは、声優という職業に注目するようになったもう少し後のことだった。レイカ役の井上瑤さんも、もうあちらがわの人である。

劇場版ゼータ3作目『星の鼓動は愛』では、井上瑤さんの声は当然新録とはいかず、ライブラリ出演というスタイルでしのぐことになった。この先、セイラさんやブライトさんが活躍する新しいフィルムが作られるかどうかは分からないけれど、彼らの新しい声を聴くことはできない。それは少し残念なことだけれど、そうすることで、ゼータという作品もまた定着していくのかな、とも思った。

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posted by 多村えーてる at 19:03| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 駄目チネラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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