(栄輝)>各事業部で対抗しあっているうちに重なっちゃったのかなんだかわかんないけど、ガンダム玩具(ようするにバンダイ)ではよくあることだな。で、箱の状態をみたときは例によって「やばいかな」と思ったんだけど、箱からだしていじくっていると、けっこう見どころが多い仕上がりとなっていたので感心した。
(A機)>スカートの分割が特徴的ですけど、股関節軸が引き出せるようになっていて、双方組み合わせるといい感じにふんばれるんですよね。
(栄輝)>足首の可動もよく練られていて、この厳しいデザインのわりにはいい感じに決まる。ディテールのアレンジも、スカートに入ってるスリットとか、よく抜けたなぁと感心するなぁ。あとHCM Proはいつもスライド成形してたりランナー状態のパーツも塗装してあったりするんだけど、ビームライフルのスコープ部分がこっそりきっちりと塗装してあって驚いた。これってガンプラのフォーマットで考えると、ピンク色のパーツを別に用意して、はめ込むことになると思うんだよ。でも塗ってある。ランナーを手に持ったときは、角度の関係で塗ってあるかどうかなんて気が付かないんだよね。
(A機)>なるほど、実際にゲルググに持たせてみると、「あ、塗ってあるんだぁ」と。
(栄輝)>いまさらといえばいまさらなんだけど、あらためてHCM Proのこだわりに感動した部分だったな。
(A機)>その反面、肩関節のジャバラがないとか、シールドを手持ちできないとか、ファンのほうもこだわりの意見がちらりほらり。
(栄輝)>ゲルググは難しいんだよな実際。ジオノのゲルググだって、ゲルググキャノンが出たときは、やや古風が過ぎるプロポーションは評判いまいちだったんだけど、シャア専用(ガルバルディαコンパチ)がでると、「この色がいい」とか評判よかったり。基本的にはリカラーアイテムだから、全体のバランスはキャノンのときとほとんど同じなのに。不思議不思議。

