2004年02月03日

『坂口尚特別冊子 未来(あした)へ』

坂口尚特別冊子・未来へ

昨年、当初の予定よりも刊行数が減りつつも、最後にはファンの力によって全五巻が刊行された「坂口尚短編集」(※)の購読者に販売された特別冊子が到着しました。

※)全八巻の予定だったと聞いています。つまり、まだ収録されてない作品もあるってことなのね。実際、うちにある『3月の風は3ノット』や『星の動く音』の中で、短編集に収録されていない作品がいくつかあったハズ。

で、この特別冊子に収録されている作品も、初めて目にするモノばかりで、やっぱり坂口さんっていいなぁと思えるものばかりなのでした。

坂口尚氏の小部屋

さとぴーさんは、今回の坂口尚短編集の編集にも相当資料提供されたそうで、この人のサイトをみていると、「坂口尚はまだ生きている(我々の胸の中に)」という、ある種のベタベタな感動で胸が熱くなります。自分にとって、この上なく特別な漫画家だったんだ! そう思い出させてくれるのです。

チクマ秀版社の坂口尚短編集のページによると、
(発送が)すべて完了した2月末以降、若干の残があった場合、このページにてお知らせします。
とのことなので、ほしい人は問い合わせてみましょう。

「坂口尚短編集」は現在でも入手可能[Amazon] [bk1]。他にも、石の花は愛蔵版と文庫版の両方が発売されています。『十二色物語』も昨年の文庫化なので、現在でも入手可能です。

坂口尚は、人として読んでおいていただきたい漫画家なのだ。
posted by 多村えーてる at 18:48| 奈良 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
多村さんが美しい暦に書かなければ、高校生の時に読んだ『石の花』のことを思い出さず、そして坂口さんの作品に改めて会うことはなかったと思います。ありがとうございました。一昨日特別冊子が届き、今少しずつ読んでいるところです。
Posted by Juki at 2004年02月04日 00:42
多村さんというと、あの多村A機さんですか?
どうもです〜。
いろいろな方が情報を広めてくれるというのはありがたい事です。
Posted by さとぴー at 2004年02月05日 17:37
みなさまコメントありがとうございます。

Jukiさん:
おお、特別冊子が届いたということは、短編集も購入されたのですね(^_^)

さとぴーさん:
そうです、あの多村です(笑)
そちらの掲示板にももっとおじゃましたいのですが、なんだかバタバタしてまして(^^;)
しかたないので自分のブログでアレコレ書いてます。ほとんどあいかわらずな中味ですが(笑)
Posted by 多村えーてる at 2004年02月05日 19:33
多村さん、答えていただきありがとうございます。

はい、多村さんの発言を読んですぐに短編集セットを予約し、近くの書店で12色物語も買うことができました。
この場を借りて、高校時代の私のフンベルバルディンク先生=伊藤先生にも感謝します。『石の花』を自分の家から持ってきて、生徒が自由に読めるようにしてくれました。
Posted by Juki at 2004年02月24日 21:02
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