2004年02月08日

さべあのま『地球の午后三時』

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さべあのま『地球の午后三時』

さべあのま全集の第2巻。先月刊行されていたのをようやく買いました。
本のタイトルが過去の単行本と同じなので、てっきり同じ内容だと思いこんでいたのですが、今回の全集化にあたって、ずいぶんと大胆な入れ替えが行なわれていたのですね(巻末にリストが収録されています。第1巻『モト子せんせいの場合』にもちゃんと載っていたのに、忘れていました)。

当時の単行本を繰り返し愛読したファンとしては、まずいきなり『ミス・ブロディの青春』が収録されていることに面食らうわけです。これって、自分にとって至高の存在であった「叙情漫画家さべあのま」が、どんどん違う作風に進んでいった時期の作品じゃないですか。ところが、読み進めていくと、今度は魂の名著『ライトブルーペイジ』に収録されていた作品が次々と出てくるのですから、オドロキを通り越して、ただただ、懐かしいさべあ節をたのしむしかありません。

『FAR 緑の星の子供たち』は、『ライトブルーペイジ』の中でも特にフェイバリットな作品です。それはなんてことのない夜なのかもしれないけれど、世界中で何かがつながっていく特別な夜の出来事…。どうしてこんなに泣けてくるんだろうと、何度も何度も心をふるわせたものです。あとがきの作品解説で、当時この作品が嫌いで継子扱いにしていた、と本人が述懐しているのを読んであらためて驚いたり…。

「本とコンピュータ」に掲載された『夢みる筺の王子』が収録されているのもうれしいですね。
posted by 多村えーてる at 21:41| 奈良 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さべあのまさんかぁ、なつかしいですね。『モト子せんせいの場合』も『ライトブルーペイジ』も『地球の午后三時』も昔(20年ぐらい前?)は持っていました :)
Posted by GNUE(鵺) at 2004年02月09日 08:01
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