ether2001 / えーてる
『風立ちぬ』は、理想の宮さん(才能あふれる10年間)を宮さん本人(黒川)の庇護のもとクラリスと結婚(もちろん理想の女性像なので最高を手に入れた後は女神化)するという、宮さんによる宮さんのための宮さんの映画でしたね。 at 07/28 16:41
ether2001 / えーてる
『風立ちぬ』、理想の宮さんの声を演じるのが吾郎でなくて庵野ちゃんだったっていうのが、宮さんのアンビバレンツな現実を反映しているので、あれ以上は本編で葛藤を描く必要はないわけで。「君はこのあとも生きなければならない」も、二重の意味なんでしょう。 at 07/28 16:45
ether2001 / えーてる
『風立ちぬ』、褒められない部分が目一杯あるけれど、宮崎駿が老境にして自分の気持ちに直接向き合って作った「映画」だったのでその点については評価したいなぁ。 at 07/28 16:48
ether2001 / えーてる
ほんと、ようやく映画監督らしい作品ができあがりましたね。監督の作品ずっと観てきたけど、いいところもわるいところも含めて、『風立ちぬ』は映画でした。 at 07/28 16:51
ether2001 / えーてる
でも『おおかみこどもの雨と雪』がなかったら『風立ちぬ』はこういった作品にならなかったんじゃないかなぁとも思います。間違いなく意識してるよね。細田が女の一生なら、俺は男の一生だって。 at 07/28 16:53
ether2001 / えーてる
『おおかみこどもの雨と雪』のすごいのは「引き算の潔さ」にあったと思ってる。『風立ちぬ』は、「ばかやろう細田、引き算っていうのはこれくらいやるもんだ(あともっと好きなものは遠慮なく描け)」という、宮さんからの返歌になってると思いました。 at 07/28 16:55
ether2001 / えーてる
で、『風立ちぬ』の超絶引き算映像術をもっと気持ちよくやってた作品あったなと思ったら『リーンの翼』でした。宮さん、富野はもう何年も前にやってたよ? at 07/28 16:58
とにかくクラリスと結婚することだけは譲れなかったんだなぁと思いました(´ω`)