
(栄輝)>発売記念に、ほれ。
(A機)>まてーい、これは旧キットじゃないですか。
(栄輝)>だから、発売記念にわざわざ発掘してきたんじゃねーか。
(A機)>なんだかなー。ともかく箱絵比較どうぞ。

(栄輝)>この1/100キットは、いろんなところに無駄に力が入っていていい感じなんだよ。股間の球体関節はポリキャップで接続されていて、動力パイプを固定しないようにすると横軸の可動範囲がひろがるようになってる。ポリキャップの部分は膝関節から伸びるフレームと一体化されていて、フレームに装甲をかぶせていくMGおなじみの構成のハシリだったとも言えるのだ。

(A機)>ほんとですね、MGではフトモモパーツに一体化されちゃってまるんだ。
(栄輝)>MGの残念ポイントその1だな。ちなみに“腹部はヘビーメタルと同じゴムパーツ”の信念に従って、一度ばらしてエポパテでそれらしく作り直しているのがほほえましいぞ>俺。あと、胸のスリットは今も当時も2枚が正解な。作画ではなぜか3枚になっていることがあるのだけど。

(A機)>これは?
(栄輝)>ハイザックの右肩シールドにはなぜかのぞき穴っぽいディテールが入っているんだな。それを律儀に穴あけしてる。しかしここが本当に穴があいてたのかは、いまだにはっきりしないな。もしかしたらマウントラッチの一種だったのかもしれん。っつーか、雰囲気だけで入ったディテールなんだろうな。
(A機)>わはは。それきっと正解。それから、このシールドがこだわりの「ハイザックの右肩シールドの角度は100゜」ですね。
(栄輝)>当時の三面図も、はっきりとそう描かれているんだよなぁ。カトキさん、なぜそれがわからない?

(A機)>ともあれ、けっこういい意欲的なキットだったんですね。
(栄輝)>5本指が全部別パーツになっていたり、手首にスイング用の軸が設けてあったり、そりゃたいしたものだったさ。
(A機)>はいはい。ではMGについてはまた後日あらためて。