2004年02月20日

どららああ〜ッ! グレート。

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない(第四部その1)』第十八巻(集英社文庫版)[bk1]

ジョジョの奇妙な冒険18

92年の連載だそうである。すでに10年以上経過しているということに素直に驚く。舞台となる年代が1999年なのだが、そういえば当時これは近未来の物語なんだとぼんやり思ったのを思い出す。

「ジョジョ」はジョースター家の血統が年代を重ねるに連れて、少しずつ時代を移していったわけだが、第三部で現代に追いついてしまった。「第四部からは未来を描くんだ。荒木の考える未来社会とは?」と、期待したりもしたっけ。もっとも、荒木本人もあまり時代を超えて空想の未来を描くのは本意ではなかったらしく、最新作「スティール・ボール・ラン」では時代を一周させて過去に巻き戻してしまった。

さて、ジョジョといえば、個人的に印象深いのは第2部。単行本はうちには第3部までしかない。そのころジャンプをマメに購読していたのと、たまたまキリがよかったこともあって、買うのをやめてしまったのだ。

この第4部は、ひとつの街が舞台となってさまざまなエピソードが重ねられていく構成となっており、どの話も小粒ながらバラエティに富んでいて、毎週楽しかったのを覚えている。作者も第4部はとくにお気に入りらしい。

ちなみにダイヤモンドは…かなづちでこなごなに砕ける(1へえ)。
posted by 多村えーてる at 21:33| 奈良 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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