今のところ詳細は不明なんだけど【112作目となる連続テレビ小説「あんぱん」は、やなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルにしながら、戦前から戦後の激動の時代を生きた波乱万丈の物語として大胆に再構成したオリジナルの物語です。】といったネットの記事から考えると、【大胆に再構成】がどうなるか気になるところ。
【戦争をくぐり抜けた主人公が漫画家を目指すために上京し、貧しい暮らしのなか、自信や生きる意味を見失いながらも、行動力と好奇心にあふれた妻に励まされ、逆境や失敗を乗り越えて、晩年、「アンパンマン」にたどりつくまでを描きます。】ということらしいけど、アンパンマンが大ヒットして、アニメ化されてあの曲が誕生するまでのエピソードもドラマチックだし、おそらく最後に(あるいはドラマの一番最初に)東日本大震災でラジオで「アンパンマンのマーチ」が繰り返し流れて被災地の子供たちが元気づけられた、というエピソードが語られるだろう。
・幼少期(受験で自殺を考えていたことなど)戦時中
・戦後の上京、結婚、三越のデザイナーから漫画家、そして何でも屋に
・「手のひらを太陽に」「やさしいライオン」、手塚プロで「千夜一夜物語」
・サンリオ社長との出会い、「詩とメルヘン」の創刊、そして「アンパンマン」
ざっくりこんな四部構成になるだろうか。
島本和彦の「アオイホノオ」が、炎尾燃本人とは直接かかわりのなかったゼネラルプロダクツ(後のガイナックス)の面々の活躍を描いたように、手塚プロでのエピソードが濃厚に描かれることに期待せずにはいられないけれど、それは本筋ではないのだろうなぁ。
2024年04月07日
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