コロナで公開日に行けなかったので、劇場作品が渋滞を起こしていてつらい。
まだ体調は万全でなかったけど、ただでさえ上映回数が限られている本作、二週目にして夜の1回上映になっているので、このままだと前売券が無駄になりかねないので映画館に。
劇場で予告を見ていたので、エグい話だというのは理解していたけど、最初から最後まで凄まじかった。
主人公たちはテディベアなので、「カワイイこと」は美醜の基準になってるんですな。そういったちょっとズレた価値観で描かれるマチズムやらホモソーシャルやら。
カワイイを競うくせに、すぐに感情的になってケンカを始めるし、指先からツメが出て相手を切り刻む。
「ペンギンズメモリーってこんなだったのかな」とか思いつつ(うそです。見ている間は圧倒されて考える余裕なかったです)。
「地獄の黙示録」の如き森の行軍。ドラッグムカデを食べて理性のタガが失われる狂気の夜。ついに遭遇するユニコーンとの戦い。
繰り広げられる狂気の惨劇に、感性が麻痺していく。
狂気に狂気が襲いかかり、狂気が上書きしていく展開。
一番の狂気は、小学校低学年と思われる子供2人を連れてきていた父親がいたことですかね。まさか知らなかったなんてことはないだろうし、見終わってから、子供たちとどんな感想を言い合うんだろうねあの男性。子供の人生に、どういう影響を与えたかったんだろうね。
2024年06月07日
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