つまり、会社が清算される……ここから出ていた書籍はもう手に入らなくなる、ということである。チクマ秀版社は、坂口尚氏の短編集をシリーズ刊行するなど、意欲的なタイトルを出していた出版社である。意欲的なために、けっこう値段もお高く、手を出しづらかったものも多いのだけど。Amazonではまだ在庫のあるものも多い。Amazon上で在庫ありとなっているものは、少なくとも流通に乗っかっているものなので、注文すれば入手できると思われる。
安彦良和『マラヤ』[Amazon]
安彦良和『クルドの星(上)』[Amazon]
安彦良和『クルドの星(下)』[Amazon]
坂口尚『3月の風は3ノット』[Amazon]
この単行本などは今年の7月にようやく出たばかり。半年も経たないうちに姿を消すことになろうとは…。
坂口尚『すろををぷッ―坂口尚作品集』[Amazon]
坂口尚『月光シャワー―SF作品集』[Amazon]
永島慎二『永島慎二の世界―1962年から1972年アンソロジー』[Amazon]
吾妻ひでお『ときめきアリス 定本』[Amazon]
吾妻ひでお『夜の帳の中で』[Amazon]
原作:滝沢一穂、作画:近藤ゆたか『剛神 大江戸超神秘帖』[Amazon]
Amazonにないものでも、出版社に直接連絡すれば、在庫があるかぎりゆずってもらえるはず。
2007年12月22日
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こちらも一月初旬までに連絡しないとだめかもしれませんね。
中旬には板橋での残務は終わる予定のようです。
ここで知って慌てて本屋に行きました。
こういう出版社はもたないのかと思うとちょっと寂しいですね。
他にもチクマからはいろいろでていましたね。水木師匠の貸本時代の作品とか。
今回、『すろををぷッ』をはじめて手に入れたのですが、すごくしっかりした装丁におどろかされました。いい仕事が売上に結びつかなかったのは寂しい限りです。