(栄輝)>ザク2と呼びなさい。ザク2と。
(A機)>06R-1Aでしたっけ。いまどきそんなオサーンくさい言い方は若いガノタたちの誤解を招きますよ。
(栄輝)>しかしこの太ましいバランス、めまいがするほど素敵だな。
(A機)>大河原邦男氏の画稿と比べると笑っちゃいますよね。
(栄輝)>いまさらアレが正解だとか言うつもりもないけどな。ガワラ原理主義でもないし。最初のザクをながめてたらある程度は想像がついたこのプロポーションバランス、これはこれできらいじゃないよ。バンダイの岸山氏にちなんで、MGザクのVer.2.0は岸山統合整備計画と位置づけてながめると、ちっとも気にならない。少なくともザクのバリエーションはしばらくこの流れの中で商品化されていく、ということもすんなり受け入れられるよ。
(A機)>そういえば、わが家では06Rの立体物って見かけませんね。あまりお好きでない?
(栄輝)>まさか。06Rはザクの極みだよ。たださぁ、1/144MSVのキットが当時けっこうな難物で、野心的な構成だったばっかりに、うまく完成させられなかったというトラウマがあるんだろうな。その後の06R系アイテムに対してどうしてもハードルが高くなっちゃってさ。そういう意味もあって、今度のキットは楽しみにしてるよ。
(A機)>ところで06Rの背負っているのはランドセルなんですよね。1年戦争時代のMSはランドセルですものね。
(栄輝)>いや、06Rはバックパックと呼ばれてる。俺も「1年戦争MSはランドセルだバックパックじゃねぇ教団」の一員なんだけど、どうやらこいつはバックパックらしい。
(A機)>ええええ、そうなんですか? バックパックって、ゼータガンダムのときに開発された概念だって言ってなかったですか?
(栄輝)>いや、少し前までそう信じていたんだけど、どうもそうじゃないらしいんだ。ちなみにデザートザクはランドセルだ。
(A機)>? ? ? どこで切り分けしてるんでしょう? 定義としてはどうなってるんですか?
(栄輝)>どれを正解とするかは難しいんだけど、最近はバックパックが主流だからさぁ、「バックパックの中にはランドセルと呼ばれるものもある」みたいな扱いになってるんだよな。これは俺にすると不満で、元々はランドセルと呼ばれていたが、大型化、高機能化していくにつれてバックパックと呼称されるようになった、と考えたほうが自然だと思うんだ。とにかく最初のテレビシリーズではバックパックなんて概念はなかったはずだからな。
(A機)>うーん、宇宙世紀の世界は奥が深いですねぇ。わかっているようでこんなにわかっていなかったとは。
(栄輝)>ランドセルとバックパックの関係については、そのうちあらためて取り上げることにしよう。
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2008年01月10日
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