(栄輝)>パンフの話も出たように、観てきたわけよ。
(A機)>どうですか。
(栄輝)>まずね、「全部新作画にしろ厨」には、うるさい、だまれと。ロザミアがブラン・ブルタークの背中にすがるときの作画、ロザミアの目がウルウルする表現のつもりで目のあたりがプルプルしちゃうのな。正直、それはないだろうってくらい、大画面にはつらい映像表現なわけ。でも、ロザミアの髪の毛のラインの取り方とか、当時のハンドトレスらしいタッチがいい味だしてるんだよ。それはそれで残しておいたっていいだろう?というのが御大将の選択なら、それはそういうものなんだよ。
(A機)>なんかわかりませんが、新旧作画の混合肯定派だということですね。
(栄輝)>ラスト前の対ヤザン戦のところが旧フィルムが多くを占めていたのは、ちょっと残念だったけど、そういう問題じゃないと思うのよね。ただ、あそこが旧フィルムだったことで「メカの新作画は少な目」という印象が定着するのはいたしかたないかな。あと、旧フィルムでもおどろくほどいいカットがたくさんあって、こんな映像も当時からちゃんとあったんだと驚いたりもした。
(A機)>フォウとカミーユの逢瀬とか、けっこうそのままでも見応えありますものね。あとエマさんの「ふんわり」とか。
(栄輝)>そうそう。新作画では女性陣がそろいもそろってノーマルスーツの前をはだけさせていて、挑発しまくりですごかったよ(笑) 『星を継ぐ者』のロザミアもそうだったけど、フォウのノーマルスーツ姿が、肉感的な作画になってるんだコレが。ボディラインがくっきりとかそういうのではなくて、きっちり肉体が収まっているような立体感と奥行の感じられる作画になってる。旧フィルムもビィーボー関係者の骨格を意識した作画っていうのはきちんとあったわけだけど、骨格の上の肉付きの表現が格段に進歩しているって感じ。
2005年10月31日
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