クリエオーガナイザーをはじめとする“ソニーの作った皮”をもっともっと良くすることを目指します。PDAの家電化を目指すと言いましたが、そのためにPalm OSが持つユーザーインターフェイスではなく、クリエ独自の“顔”を見せたい元記事では「急いで Palm OS 6 を導入することはしない」という文脈で語られている部分ですが、クリエオーガナイザーが TH55 を本当の意味で「Palm ではなく CLIE」という変身を遂げさせた立て役者なのは間違いないわけで。これまでにもクリエ独自のソフトはいろいろと開発されているけれど、それらがこれまで以上にシームレスに統合されていくのが、来年に向けてのソニーの戦略であることは間違いなさそう。
実際、ぼくも TH55 のほとんどをクリエオーガナイザーの中で使っているわけです(マンダラートと PooK を除く)。
強いて「ちょっと使えないな」という点をあげるなら、To-Do だけはどうしてもいただけない。Palm 標準の To-Do は優先度をあげると自動的にソートがかかりますが、クリエオーガナイザーの To-Do は動いてくれません。上下入れ換え用のボタンをタップして、ひとつずつ自分で移動させる必要があります。「並べ順を自分で制御できる」と解釈すれば、これはこれでアリなのかもしれないけど、自分の用途としては、ノーです。反対に、手書きメモやビューワーの挙動は、かなりフィットしています。ファイルの削除がモーダルになっているのはどうかと思うけど。ん〜、書き始めるといろいろイエスでないところがでてくるなぁ(笑) でも、おおむねイエス。センタージョグでさえ手に馴染んでますよ。
コンシューマ向けクリエは、OSのバージョンに依存しない使い勝手や価値があると考えています。そこで考えているのは、携帯電話サービスとクリエの統合です。日本ではなかなか定着しないスマートフォンですが、クリエが決め手になる…のだろうか。
どこまでシームレスにつかえるのですか?
自分がPalmOSに対して感じる不満点は、
アプリの連携が十分ではない、ことにつきるのです。
NewtonOSの時に、Noteからメール送信の準備が出来たり、
手書きスケッチをそのまま添付ファイルとして送信できたり、
画像とテキストとスケッチを混在させられる。
これをPalmOS上で再現してくれるアプリが欲しいとは思っているのです。
各種アプリやHackソフト、DAを使って似たようなことを目指していますが、
どうもしっくりこないのですね。
(この点に関してはPocketPCでOKかもしれないけど)
で、このあたりで、クリエオーガナイザーというのはどうなんでしょう。
どうも、アプリの連携ということに関して言うと、
NewtonからのPalm使いと、
それ以外のPalm使いとの間では考え方が違うようなのです。
(思い過ごしかも?)
えーてるさんなりのご意見いかがですか?
※予定表も統合されているということでいくと、
統合ぶりではクリエの方が上ですか?
通常アプリケーションが割り当てられている4つのボタンですが、
TH55 のいちばん右下のボタンは「データ活用ボタン」って奴が
割り当てられているのはご存知だと思います。テキストを選択した状態で
このメニューを呼び出すと、「メモ帳で検索」とか「予定表で新規作成」
とかができるわけです。Palm OS はいまのところマルチタスクではないため、
アプリ同士の連携が難しいんだそうです。
だから、まぁ、こんなもんですね。うちの右下のボタンは Mandal-Art に
割り当てられています(笑)
Newton を知っている人と知らない人では、世の中のこれらの機器の
使い勝手は相当違って感じられるハズです。無理もないというか。
林さんが感じられているであろう Palm への不満は、解消されることは
ないんじゃないかなぁ…。ぼくはすっかり割り切っているというか、
Mandal-Art と PooK が動けばおおむね問題なし、という状態になりつつ
ありますので、ぼくの意見は参考になりません(^^;)
クリエオーガナイザーの「統合」は、クリオガを使っているかぎりは右端に
切り替えタブが常に表示されていること、手書きメモや写真・音声データを
予定表の上に置いておくことができる、それくらいのレベルですね。
クリオガはあくまで予定表ありきなんです。そのようにチューニングされています。
NotePad の上を泳ぐように扱うことができた Newton とは、立ち位置が
違うので単純には比べられないかな。TH55 の提案している PDA にとっては、
これでいいんだと思います。
Newton から Palm に移行した人が Palm から始めた人と意見が異なるように、
ずっと Palm に浸ってきた人と TH55 から始めた人では、まったく印象が
違うんじゃないかな。