(A機)>ハ、ハモンさんが…いやらしいってスバラシイ!
(栄輝)>おいおい。
(栄輝)>じつは、前回の第一回目はあまりピンときてなかったんだが、これはとんでもなくエグイ作品だな。若気の至りのオンパレード。ガンダム世界っていうのは、原則的に時間軸に沿って進んでいったから、キャラクターたちがどんなふうに人生を歩んでいったかはおいかけることができたけど、過去にどんなことをやっていたかは分からなかった。「ランバ・ラルはダイクン家に対しては実直な男だったが、ゲリラ屋になるくらいの無頼はしていたんだろう」とか、そういう想像はできても、こうして実際に目の当たりにすると、恥ずかしいというか尻のあたりがむずがゆくなってくるというか。とにかく誰も彼もが若い時代をあばかれてしまうわけで、若気の至り大全集、認めたくないものだな祭、安彦さんはさぞウハウハいいながら描いてることだろうよ。
(A機)>何を真面目に語ってるんですか。ハモンさん、ハモンさんステキーっ!
(栄輝)>お前いつからそんなに欲求不満まるだしになったんだ? ハモンさんにしても「本編」で登場したときはほとんど肌の露出しない服装だっただろ? それなりの年齢だから当然なんだけど、若い頃は美貌というかカラダを武器にして、いろいろとマタハリしてたわけだ。
(A機)>いやまったくです。今月号の表紙イラストのようなランバ・ラルとハモンさんって、まさに怖いモノ知らず、命のエネルギーがあふれかえっている印象がありますもんね。
(栄輝)>野心をビシバシに感じさせるデギンなんて、ギレンをたしなめたりしてる。まだちょっとおてんばで行動力のあるキシリアもいい。ギラギラしているだけで日々がすぎていくような時期ってあるものだけど、よく知っている時代とスライドしていることで、これだけ新鮮な思いができるとは思わなかったよ。ガンダム本編としては寄り道以外の何物でもないし、正直、彼らの過去を安彦さんが描くというのは、本編の補完行為を通り越しているんじゃないかと思っているんだが、そんな反対の気持ちを吹っ飛ばすだけのギラギラ感が伝わってくる。イカス。
(A機)>御意。ハモンさん、来月もがんばってください、ハモンさん。
2004年10月26日
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