いつみてもジェニファーの野生児っぷりはすばらしい。痛快無比。それに比べてファーガスは葛藤担当という損な役回りのおかげで、いいところがまるでない。今回ほとんど背景。主人公二人をそっちのけにして大きな物語が動いている。まだまだ彼らはそこにたどり着けていないということだろうが、世界が広がりをみせるほどに、彼らとの接点が「設定のみ」になっていくのは考え物である。ここからどう引き締めていくのかが倉田氏の腕の見せ所ということになるが……はてさて。
『クロスロオド』第6巻[Amazon]
あと輪切り自重。肉体のスライスは1巻からあって、その手の肉体損壊描写を好まない自分としては、そこだけは容認しづらいのだ。
2008年06月07日
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